
カナブンのような甲虫が動いているのを見つけて敏感に反応し、捕獲体制に入るアマガエル。
しかし、しかしです。あなたには無理です。どう見てもあなたの口には入りません。よく見なさい。あなたとほぼ同じ大きさです。
2cmほどの大きさのかわいいアマガエル。しかし、彼も肉食性のハンターです。
獲物を狙うその本能は、こうして大きな獲物にも向けられます。
このアマガエル、ヒマワリとコスモスのところに住み着いてしまってます。
えさとなるカやハエなどの昆虫もよく集まり、適度に日陰もあります。
生い茂るヒマワリやコスモスの葉は、隠れ場所になります。
しかし、何よりの利点。それは、ここには毎日雨が降るのです。
コスモスやヒマワリに水やりをするとき、鉢に水をやったあとに園芸用ホースの先を“キリ(小)”にして葉全体にかけてやるのですが、30度を超える暑さの中で朝からこの雨を待っているアマガエル、キリ(小)で水を吹きかけてやると、キタ━(゚∀゚)━!とばかりに口をパクパクさせて空中に舞うキリを飲む飲む・・・。
しかも、カエルのほうに向けて吹きかけてやると、さらにパクパクします。
この姿は、テレビでよく見る犬の芸みたいでかなり愛嬌があります。
そのあと、気持ち良さそうに水を浴びています。
最近は、ヒマワリに水をやらなきゃ・・・じゃなくて、カエルに水を飲ませなきゃ・・・という妙な母性本能が生まれてきている次第。
生き物の住みやすい環境を整えてやれば、生き物は自然とそこに集まり、そして住み着きます。
この前紹介したショウリョウバッタも、まだそこにいることを確認しました。
“ヒト”という生き物が持つ高度な知能の産物は、他の生き物にも分け与えてこそ、“ヒト”の存在する意義があるのかもしれません。