
あわびの貝がらの上に置かれたニボシを食べる、メスのスズムシです。
奥のほうでは、オスがちょうど鳴いているところです。
成虫からの飼育を始めて、そろそろ2ヶ月が経とうとしています。
気温も低くなり、衰えというものを日増しに感じるようになりました。
オスの鳴き声の勢いはピーク時の8割ぐらいになり、メスの動きの敏捷さも少しなくなってきました。
食欲はまだあるようで、ナスやリンゴ、ニボシや砂糖水を相変わらずよく食べています。

こちらは、1匹だけ間違って孵化したチビスズムシくん。
元気な姿を確認できました。
なんせ小さいので、さがしてもみつからない場合があり、気になること日常茶飯事な状況。2mmぐらいの体長です。
このチビくん、このままなんとか冬の間も成長させたいなと思っています。
なるべく温度が下がらない環境をどう作ろうかと考えている次第。
うまくいくかは、まだわかりません。
ただ、寒くなるから死んで当然という気にはどうしてもなれないのです。
たとえ人工的な環境になろうとも、寿命まで生きてほしいなと思います。
そうは思っていても、明日見たら死んでるかもしれない・・・
そんな思いが横切るほどの、小さな小さな命です。