
いきなりグロですみません。
前にブログに書いたセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシが群生しているど真ん中に、何やら半透明の幼虫が6〜7匹たむろしていました。
ヒラタアブの幼虫です。
別の幼虫を見ていたら、いきなりアブラムシを捕らえました。

体の下半分にある腹足で茎にしがみつき、頭を右へ左へ動かしてアブラムシを見つけると吸い付きます。
みるみるうちに、しぼんでオレンジ色になっていくアブラムシ。
そのまま体液を吸った幼虫のまわりには、体液を全部吸い取られたアブラムシの体が、まるで脱皮した抜け殻のようにくっついています。
幼虫の体はトゲトゲしたような形で、1cmぐらいの大きさです。

アブラムシに吸い付いた幼虫は、まるで雄叫びをあげるかのごとく体を持ち上げます。
吸引力を強めるための、何らかの運動なのかもしれません。
近くでは何事も無かったように群生するアブラムシ、しかし次々と食べられていきます。
アブラムシは害虫として認知されていますが、ヒラタアブの幼虫かテントウムシの幼虫がいれば、けっこう食べてくれそうです。
10分ぐらい見ているうちに、すでに3匹は食べました。
現に、ヒラタアブの幼虫は、益虫として認知されています。
プリプリに太ったアブラムシ、体の中にはきっと甘い汁もあるのでしょう。
幼虫になった気分でアブラムシを見ていると、一瞬アブラムシが妙においしそうに見えたのでしたw