
ヨモギハムシの卵を発見しました。
「あそこに産んでよかったかなぁ、ちゃんと葉っぱにくっついているかなぁ」
そんな思いで見ているのでしょうか。
ヨモギの葉には、いたるところにオレンジ色の卵がくっついています。
ちょうど今が産卵期だと思われます。
一時期、見つけるヨモギハムシ全部が交尾中でしたが、今では単独と交尾中とが半々ぐらいになりました。
もう少し近寄ってみましょう。

葉の上に白い網状のものがあります。
おそらく、親が粘液でつくったものでしょう。
その上にくっついているのか引っかかっているのか、何らかの方法で卵が固定されています。
ヨモギの葉はすりつぶすとぬるぬるになるくらい粘液を含みますが、それを食べるヨモギハムシは、この粘液から糸を作ることは案外たやすいことかもしれません。
ヨモギは冬になれば枯れてしまうのですが、それでもこの場所に産んでいるということは、枯れ葉上の卵は大丈夫だということになります。
卵はこのまま冬越しをして、来春に孵化します。
成虫も若いうちは冬越ししますので、春に自分の子供を見れるかもしれません。
気づかないでしょうけどw
もし気づいたら、こんな会話でもしそうです。
子:「あ、とうちゃんっ!とうちゃん・・・だよね!」
父:「おお、無事生まれたか。どうだ?母ちゃんの産んだ葉っぱは?」
子:「うん、雪にもうずもれなくて冬の陽射しポカポカだったよ」
父:「それにしてもお前、母ちゃんに似てきれいな体になったもんだな」
子:「母ちゃん、きれいだったの?」
父:「ここらで評判の紫ツヤツヤ娘だったさ。父ちゃんもライバルを押しのけて大変だったぞ」
子:「ふーん、でも父ちゃんは真っ黒クロスケだね」
父:「父ちゃんに似ないでよかったな・・・」
子:「でも父ちゃんのそのツヤ、すごく大好きだよっ!」
父:「息子よ・・・(ノ_・。)」
全米が感動した!