今年になって初めてのタンポポの花、春の予感です。
それにしてもタンポポは何気にすごいです。
氷点下でも雪の中でも緑の葉を地面にくっつけて、ひたすら耐えています。
踏まれても抜かれても、地面深く伸びた根から次々と新芽が出てきます。
人が一番長く見てきた花が、このタンポポかもしれません。
開花期間が長いばかりではなく、旺盛な繁殖力と広い順応性。
いつでもどこでも咲いている花、だからこそいつも目に映っていたのかもしれません。
ぼくはサバイバルマニアというか非常時マニアで、非常時に関する本を読むのが好きです。非常持出袋なんかも用意してます。
非常時に関する本にも載っていたのですが、タンポポは花も葉も根も食べられるそうです。
少し苦味があるがくせも無く食べやすいと書かれていました。
野外の避難所でおかゆを作って食べるときに、いっしょに入れると貴重なビタミン摂取にもなり、味もいいそうです。
どこにでも育つタンポポ、自然の非常食のようです。
避難所では、たとえ水や炭水化物類が支給されたり非常袋に入ってたりしても、野菜類が極端に少なく、おなかがいっぱいでもビタミン不足で体調を崩す人が多く出ます。
避難所での生活で最悪のケースを想定すれば、なんとか恵んでもらったひとつかみの米を、川の水と拾った空き缶と自分でおこした火で炊飯しなければならないことも無いとは言えません。
そのような時こそ、タンポポが命をつないでくれます。
おいしいタンポポ雑炊で、明日への希望をつなげましょう。
というか、「非常時ブログ」でも作りたくなってきたw