カタツムリの子どもたちも大きくなり、硬くて青いキャベツをばきばき食べています。
親のカタツムリもそうなのですが、キャベツをあげると決まって青いところから食べ始めます。濃ければ濃いほどよく食べます。
普通キャベツをあげると言えば白くて柔らかい部分を想像しますが、不思議とその部分は食べません。
そもそも植物の葉を食べる生き物なので、それはほとんど緑色のはずです。香りや味で緑色のところを食べると考えれば、特に大騒ぎすることでもなさそうです。
ヒトという生き物からすれば、キャベツは白いところがやわらかくてとかグルメな発想をしますが、自然界のカタツムリはそもそも白い葉っぱなんて知らないはずで、未知の部分なのかもしれません。
スーパーでキャベツを買う人は、一番表側の青い葉を取り除いてゴミ箱に入れ、白い部分だけをカゴに入れていきます。
要するに、カタツムリのえさはゴミ箱の中にあるわけで、いつもここからもらってきます。
ただし、実はこれでもやや不満なのです。
お客さんが取り除いた一番表側の葉は、実は一番ではなく、二番目なのです。
その前に、スーパーの陳列担当の人が一番表側を取り除いているのです。
この一番目こそが、カタツムリの大好物なのです。
少しまとめます。
◆ラッキー度1位
売り場で陳列担当の人が一番目をむいている現場に遭遇し、一枚目をゲット。
◆ラッキー度2位
陳列担当の人はいないが、ゴミ箱の中にある新鮮な二枚目をゲット。
◆ラッキー度3位
陳列の人がむきすぎ。ゴミ箱の中は薄緑の葉。それでもゲット。
◆ラッキー度4位
ゴミ箱の中は、しなびた黄色い葉が数枚。ゲットせず。
◆ラッキー度5位
ゴミ箱が無い。最低ヽ(`Д´)ノ
今回の写真に写っているのは、めでたく一枚目です。
とてもじゃありませんがヒトが食べるようなところではない部分こそ、カタツムリの大好物なのです。
しかもかなり新鮮で、バキバキしていました。
おいしそうにたくさん食べる様子は見ていて心地よく、また一枚目をゲットだぜっ!と奮起するのであります。
一度にもらってくる量はせいぜい5〜6枚なのですが、この前どこかのおじさんがスーパーの袋に2袋ももらっていきました。
ウサギか鳥でも飼っているのかもしれません。
新鮮な野菜がおいしいのはヒトだけではなく、他の動物もいっしょだと思います。しかも青々としたキャベツの葉は、買おうとしても買えません。
もらえる場面に出会えたり出会えなかったりなので、2袋もゲットしたどこかのおじさんは、微笑むことウサギのごとしなのでありました。