ふと見ると、写真左下のほうにミルワームとは違った形の物体を発見。
掘ってみました。
ミルワームがサナギになりました。
カマキリのえさとしての人生を終えたミルワームは、その後もしたたかに生き続け、実にタフな生態もあってここまできました。
ミルワームはゴミムシダマシの幼虫であるので、これはゴミムシダマシのサナギということになります。
6本の脚、羽根の部分、傘のようにかぶった胸部、その先の小さくて丸い頭部、口もとの触角、よく見ると複眼の部分までわかります。
成虫の形と比べると、胸部を45度ぐらい、頭部を90度ぐらい曲げてサナギになっているのがわかります。
クワガタのサナギだとわかりやすいのですが、クワガタのあごはサナギのときはうしろを向いています。
無事に羽化するのかはわかりませんが、手のかからない昆虫なので大丈夫だと思います。
ちなみに成虫のえさも幼虫と同じふすまやパン粉で、どこまでも手がかからないのであります。
ひとつ注意することは、他の個体にかじられてしまう恐れがあることです。
そんなわけで、このサナギは別のケースに移しました。
移したサナギは2体。ただ、1体はすでにかじられた跡があり、もつかどうか微妙です。
買ったときの丸い容器で飼っていましたが、ミルワームの生長とともにさすがに狭くなってきたので、ミニミニ飼育ケースに全数移しました。
パン粉も3分の2ほど入れたので、容積比にして前の4倍はあると思います。
それにしても、パン粉も100円しなくて1袋あれば数ヶ月もつわけですし、ほとんど放置状態でも生き続けるので、飼育した気になれませんw