
内部全面にアルミホイルを貼りました。上部構造物の内部全面にも貼っています。
カメラにセットすると、このようになります。

カメラの上についている内蔵ストロボから照射された光が、内部で屈折反射を繰り返して、レンズの左右から照射されます。
屈折方向の変化と回数は、「下へ→左右へ→下へ→前へ」の4回です。
左下の写真が実際に照射したもので、レンズの高さで接写0cm付近の位置から光が出ています。
反射板を左右に取り付けるツイン方式とし、被写体を可能な限りまんべんなく照射する方向で考えています。
さらにまんべんなく照射するには被写体の真横まで回りこませる必要がありますが、入り組んだところにレンズ先を突っ込んで撮影することも多く、コンパクト性を重視しました。
カメラ本体への固定方法は、レンズの筒をくぐらせる四角い穴の部分をジャストサイズよりわずかに小さく作り、下端の紙だけ薄くしてテンションを効かせています。
内蔵ストロボ部をやや中に入れるように作ることにより、ここでも固定効果が出ます。
実際に撮影した写真が、次の写真です。


接写時の被写体の明度が増し、影も気にならないレベルに是正されています。
通常撮影では、まあこんなもんでいいだろの許容範囲な所存。
さらなる改良をするとすれば、前面に照射する反射板の角度をやや中央寄りにし、被写体付近に焦点を結ぶ方法です。
ただ、深度が固定されるため、撮影環境に制限が出てしまいます。
反射板を可動式にすればいいのですが、たばこの箱では精度的に困難です。
今回はたばこの箱で作ってみましたが、たばこが1箱1000円になったら、だまって市販リングストロボを買ったほうがいいですなw
ちなみに、1回目の試作品の記事はここです。
ぁぃかわらず、たばこの箱で作っていますw