モンキチョウの幼虫かエカキムシかと見ていたら、すぐそばに四つ葉のクローバーがありました。




発見できたことに喜びがあるわけで、特に押し花にはしませんでした。

鳥につままれたか羽化不全なのか、体が凹んだナナホシテントウがいました。
元気に歩きまわっていたので、内部には異常は無いようです。
中の羽根が気にかかるところです。




左右がほぼ同じように凹んでいます。
鳥につままれると穴が開きそうなので、羽化不全かもしれません。
サナギのときに外部からの力で変形すると、そのままの形で成虫になってしまいます。
羽化は、どんな昆虫でもデリケートなわけです。

ウスバカゲロウだとは思いますが、どこかの何かが違うような気がするので、派生する亜種かもしれません。
ウスバカゲロウがアリジゴクの成虫であることは、有名です。




ウスバカゲロウはかっこいい系なのですが、これはかわいい系です。
何かがありすぎで何かが足りない、そんな不思議さを感じます。
まあ、「なんとかウスバカゲロウ」という名前の個体だと思います。
そんなわけで、今日も適当なわけですｗ

涼しくなる秋になると姿を見せるミヤマアカネが、この時季に登場です。
このところの低温で、山から降りてきたのでしょう。
いつもなら9月か10月に現れるのが普通です。

羽根に帯があるのがミヤマアカネになります。
赤やオレンジ色や黄色といろいろな色のミヤマアカネがいますが、基本的には若いうちは黄色です。
年をとるに従って赤くなっていきますが、メスはオレンジ色ぐらいで止まり、オスは真っ赤になります。
羽根まで赤く染まったこの個体は、明らかにオスということになります。




『ぁぃぁぃさん、ピント合ってないお』

すんません… (;´；3；)σ○"

室内に迷い込んだオツネントンボがいたので、ちょっと被写体になってもらいました。
けっこう素直な性格で、立派にモデルをやりとげました。




『これで俺もネットデビューだぜ…』

逃がした先の外で、余韻にひたるオツネントンボなのでありました。

オンブバッタを草原で探していると、カンタンの声が聞こえてきました。
そっと近づいてみると、なんとオスとメスのペアのカンタンでした。
体制で見ると、下側がオスで上側がメスです。
写真で見ると、左側がオスで右側がメスということになります。
カンタンの交尾は、メスがオスの上に乗って羽根の付け根に頭を突っ込んでいる間に行われます。




楕円形の透明なオスの羽根の中に頭を突っ込んでいるメスのようすです。
鳴くためのオスの羽根と鳴かないメスの羽根の違いが、はっきりしています。




左側がオスの腹部、右側のふくらんだほうがメスの腹部です。
メスの腹部の先に黄色い球体が写っていますが、これが精球です。
オスは自分の持っている精球を、交尾のときにメスに受け渡します。
このペアは、すでに交尾を終えたペアということになります。




交尾を終えても、ルルルルと鳴き続けるオス。
自分の遺伝子を無事に受け渡し、生涯一の祝福の瞬間です。
鳴き声もすばらしいのですが、薄緑色の透明な羽根の美しさは昆虫界でもトップクラスでしょう。

1年に1回会えるか会えないかのカンタンですが、癒し度No.1のカンタンの鳴き声は毎年聞きたいものです。
カンタンについては、以前こことここでも紹介しています。