
白い線を閻魔様の眉毛に例えて、閻魔様が怒った顔ということで、エンマコオロギです。
子供のころからコオロギと言えばこのエンマコオロギで、過去に何回も飼育したことがあります。
求愛鳴き、けんか鳴き、テリトリー鳴きなどがはっきりしており、飼っていてもそのときの気持ちがわかって、なかなかおもしろい部類の昆虫です。
茹でたえだまめが大好物で、豆の殻と膜を取って二つに割って与えると、がむしゃらに食べます。
雑食性なのでキャベツなどもよく食べますが、どちらかというと肉食性の強い雑食性なので、にぼしなどの動物性のものも必ずあげなければいけません。
昔は人家の周りにもたくさんいましたが、最近では野原に行かないと姿を見ることができなくなりました。
趣味のガーデニングが普及し、それだけ農薬が一般家庭に入ってきたことも大きいと思います。
また、わからないのは排除、まばらなのは排除と、自分で植えた植物しか生えていない庭をよく見かけます。
そのような庭はアナログではなくデジタルなわけで、他の生き物にしてみれば砂漠に等しいわけです。
デジタルは確かに整理整頓されて美しいものですが、アナログにはアナログの美しさがあることも忘れてはならないことでしょう。
最近の生活スタイルの癒しは、まさにアナログにこそ存在し、癒しグッズにはアナログの要素を持つものが多いはずです。
自分以外の別の種類の生物と共存して癒しを求めるのは、いい方法だと思います。
ただ、それが犬や猫の場合、相互に対の関係になるわけで、逆に言うとその次元を超えられません。
もっと全体を包み込むもの、つまり自然であり環境というものが癒しの対象になった場合、文字通り包まれる癒しになるわけです。
「いっしょにいる」から「その中にいる」に変われば、心の安堵感はさらに高くなるのではないかと思います。
これ以上書いてるとブログが炎上しかねないので、今回のひとりごとはこれにて終了しときます(^^)