2010年09月07日
まずは前置き。

右側で枝豆を食べているのはメス。その横でオスAが鳴きながらアピールをしています。
そこへ奥のほうから急速に近づく別のオスB。びびったオスAはメスに軽く蹴られて退散します。

しめしめとばかりにメスの食べている枝豆に手を出したオスB。
これにはメスも激怒して、オスBを思いっきり蹴り飛ばしてしまいました。
すっかり萎縮してしまったオスBは、メスの怖さを知ったのでありました。

しかし、オスのエンマコオロギというものは、怖いながらもたくましいメスが好きなのであります。
オスAとオスBが懲りずにメスにアピールしながら枝豆を食べているのでありました。

以上を踏まえて動画を見るとわかりやすいと思います。

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2010年09月06日
謎のサナギを観察開始

こじんまりと育てているトウサイカチの鉢が5〜6個あるのですが、何者かに見事に葉っぱを食べられています。他の鉢を見てみたら…


謎のサナギを観察開始

いました!つか、サナギの抜け殻。
1.5cmぐらいの抜け殻で、モンシロチョウなどのサナギの3分の2ぐらいです。
ということは、小さめのチョウか蛾だと思います。


謎のサナギを観察開始

さらに念入りに探したら、1個だけ羽化前の同じサナギを発見。
正体が何者かがすごく気になるので、羽化まで隔離観察することにしました。


謎のサナギを観察開始

そんなわけで、飼育ケース内に鉢ごと隔離。
羽化後の正体を確認後、自然に放したいと思います。

トウサイカチの葉っぱを食べる昆虫という意味では資料も少なそうなので、今回この点をはっきりさせたいと思います。
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2010年09月05日
働きアリのうちのベテランの1匹が、新居のほうを歩いていました。ここまではよくあることでした。
しかし、この日の歩き方はいつもと違い、石膏の端から端まで歩くばかりか、スポンジや天井にまで上って360度くまなく歩き回りました。
そしていつもの巣に戻った後に、不思議な行動をとったのであります。
仲間の働きアリに向かい合い、自分の上半身を上下に激しく5〜6回揺さぶりました。ミツバチがミツのある場所を仲間に教えるのと同じように、この時の働きアリは何かを伝えていました。

数分後、1匹また1匹と新居のほうに入っていきます。そして、あたりを歩き回ったあとにいつもの巣に戻ります。
その後に巣の引越しは始まりました。突破口は幼虫をくわえた働きアリでした。


ムネアカオオアリ、ついに引っ越し

幼虫を新居のスポンジのそばに移動させた働きアリ。右の個体は、このあたりもいいぞとばかりに模索しています。決断済みの個体は、急いで巣に戻ります。


ムネアカオオアリ、ついに引っ越し

マユを運び出す働きアリ。粘着力で孵化直後の幼虫や卵も数個くっついています。


ムネアカオオアリ、ついに引っ越し

仲間の働きアリを運んできた個体。相手のあごのあたりをくわえて抱っこの姿勢で運んでいました。運ばれるほうは、脚をたたんで体を丸めて無抵抗です。
幼虫の真横まで運んでいたので、恐らく育児係の若い個体が運ばれたのだと思います。
卵や幼虫やマユがほぼ全部運ばれたあと、女王アリがビニールチューブの中を移動し始めました。


ムネアカオオアリ、ついに引っ越し

そして誰もいなくなった今までの巣。久しぶりにふたを取りました。左下の円内が居住区でした。
石膏が何か所か変色していますが、不思議と匂いはまったくありませんでした。


ムネアカオオアリ、ついに引っ越し

居住区だった場所のアップ。
女王アリは産卵前にここをさらに掘り下げました。石膏に刻まれた線の1本1本が、女王アリの削った跡になります。
この場所で8匹の働きアリが生まれ、卵や幼虫が育ちました。尊い場所なのであります。


ムネアカオオアリ、ついに引っ越し

引越し完了後の新居の全景。
今のところは一か所に集まっていますが、今後4つの居住区をどのように使い分けていくのかが観察の見どころになります。
定番通り、女王の部屋・幼虫の部屋・マユの部屋などのように分かれてくれればおもしろいなと思う次第。

何場面か動画を撮ってみました。働きアリが働きアリを運ぶシーンや女王アリがチューブの中を移動するシーンなどを見ることができます。

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2010年09月05日
見て確認できた範囲では、オスは少なくても4匹いました。
メスを発見しては鳴き、オスを発見しては鳴くので、頻繁に鳴いています。
エネルギー源のひとつである枝豆も、よく食べています。

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2010年09月05日
開花期に入ったオシロイバナ

これで3個目か4個目の花になりますが、つぼみが一気に出てきたので開花期に入ったようです。


開花期に入ったオシロイバナ

ミツバチの姿が無くて受粉が行われないせいか、今まで咲いた花からの種はできていません。
コスモスが本咲きの季節になったころには、ミツバチも姿を見せるでしょう。
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2010年09月04日
八女誕生と口移し

また働きアリが増えていました。8女の誕生です。
撮影時にカメラが飼育ケースに軽くぶつかってしまい、少々慌てているシーンの撮影となってしまいました。
どの働きアリもおなかがぷっくりと膨らんでおり、栄養供給がスムーズにいっているようです。


八女誕生と口移し

働きアリ同士で何回も口移しをするので、最終的には全員にほぼ均等に食べ物が行きわたります。


八女誕生と口移し

女王アリに口移しをする働きアリ。
おもしろいのは、口移しを受ける女王アリは体を横に寝かせます。高低差を考えての賢い反応です。

新居への引っ越し具合は、いまだ引っ越しせず。
何回かチューブを通って新居には入るのですがすぐ戻り、まだ決断には至っていないようです。

動物性のエサですが、初期のころには食べなかったものも、どんどん食べるようになってきました。
食べ方を見ていると、外骨格をアゴで切り裂いてから中の体液を吸ったり筋肉を噛み砕いて食べているようです。そのため、外骨格が柔らかいほうが食べやすいのかなとも思います。

■動物性えさの食いつき具合メモ
・カゲロウ系→完食
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