『オトコの声がチープチッ♪って聞こえたの、このあたりなんだけど…』
『こっちにもいないし。おかしいわね…』
『アタシの季節も終わり。さようなら。』
数週間の間、玄関の前のプランターに住みついていたメスのエゾツユムシでしたが、今はもうその姿はありません。
玄関の灯りに集まる虫もまったくいない夜もあり、カエルもしだいに姿を見せなくなりました。
急速に気温が下がると、急速にいろいろな生き物が消えていきます。日ごと減っていく野原のエンマコオロギの鳴き声、茶色くなっていく周りの緑、北国の秋は嫌いです。
でも柿や栗が出回るので、やっぱり嫌いではありません。