氷点下近くまで冷え込む夜が続いているので、エンマコオロギの飼育ケースの下にプレート型ヒーターをセットしました。これは、春先の育苗器やヨーロッパイエコオロギの飼育のときにも使っていたものです。
こういうヒーター系をセットするときは、対象面積の半分程度にしておくのが理想です。暖かいのか寒いのか暑いのかわからないので、居心地の良いちょうどいい場所で過ごしてもらうためです。
いちおう温度計もセットしていますが、砂上5cmぐらいの高さで24〜5℃でした。砂の上では遠赤外線も強いので、30℃は超えるでしょう。ちょっと暑すぎるかなと思って観察してみましたが、みんなヒーターの上の砂の上でくつろいでいたので、ちょうどいいようです。
このあたりがヒーターが届いていない地域なので、食べ物関係をここに移しています。
老化でふ節が取れた個体も増えてきたので、低い場所にリンゴと昆虫ゼリーを置いています。
アゴが弱った個体でも、舐めたり吸ったりするだけで栄養分を摂れるうように考えました。
ふ節が取れても、元気な固体は今まで通りにえさ皿の中に入ってきます。今回からさらなる栄養補給として、乾燥赤虫も追加しています。皿の中に見えるピンク色のものが乾燥赤虫です。
かなりおいしいらしく、わざわざ乾燥赤虫だけを選んで食べていました。ちょうど桜えびを小さくしたような質感で、香りも普通に香ばしくておいしそうなかんじです。
買ってきたのはこれです。中身の写真を撮ったのが右下になります。
グロに見えますが、完全に乾燥しているのでまさに小さな桜えびなのであります。香りはカツオ節に近く、空腹時には普通に食べたくなります。
ちなみに、これはムネアカオオアリのために買ったわけですが、反応はいまいちでした。
えさ置き場に入れても全く無視。そんなわけはないはずだと思って赤虫1匹を巣の真ん中に落としてやったら、ようやく食べました。
しかし、その後もえさ置き場のほうは無視が続き、わざわざ運んでまで食べる対象ではないようです。手軽な動物質の蛋白源だと思っていましたが、このウケの悪さには軽く鬱なのでありました。