
えさ交換をしようとケースの中を見てみたら、産卵床の上で動かなくなっていました。
産卵床ごと取り出してみると、前脚をぴくぴく動かしています。手の甲に乗せてじっとしていると、中脚もぴくぴく動いてきました。
しかし、その動きは非常にか弱く、来る時が来たようです。

触角は硬化し、あごも開いたまま動きません。飲んでいるのかどうかわかりませんが、ハチミツを薄めたものを口につけてあげました。

今夜が最後の別れとなるでしょう。産卵床だけを別の飼育ケースに入れ、元通りの状態に戻してあげました。
最も長生きをしたメスのエンマコオロギは、今夜静かに空に帰ります。