2011年03月09日
女王アリ崩御

女王アリにおかせられましては、御健康と御長寿を乞い願い奉っておりましたところ、にわかに崩御あらせられました。
女王アリの崩御に、飼育者である自分は、ここに謹んで弔意を表し奉ります。


女王アリ崩御

2匹の働きアリが集まっています。1匹は、脚の関節のあたりをしきりに噛んでいます。


女王アリ崩御

次第に他の働きアリも集まってきました。今の状況が少しずつ巣全体に伝わっていきます。


女王アリ崩御

しばらくして、部屋の右側にあった卵が女王アリのいる左側に移されました。


女王アリ崩御

前日に撮影した巣の様子。このときは、まだ右側に卵が置かれています。
この写真を撮った日に気づいたのですが、女王アリの後ろ脚の動きが変で時々両後ろ脚を引きずるようにしながら歩いていました。そのせいもあってか、めずらしく石膏の上にいる時間も長かったように思えます。

寒さもエサの状態も巣の環境も通常通りでした。外的要因は考えにくい状況です。病気かもしれません。
もし病気だとすれば他の働きアリへの感染が心配ですが、今のところその様子はありません。

女王アリの周りには、まだ働きアリたちが集まっています。もう少しこのまま女王アリを巣の中にいさせたいと思います。

この巣の中には、新しい命を生みだす存在が無くなりました。よって、今ある命が寿命を迎えるごとに個体の数が減っていきます。そして、いつの日かこの巣は滅びるのであります。
1匹の女王アリは1つの歴史であり、社会であり、そして時代です。女王アリの死は、単に1匹のアリの死ではなく、歴史の終焉です。


posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(9) | TrackBack(0) | ムネアカオオアリ | 更新情報をチェックする
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