カタツムリが16個の卵を産んだのですが、今回は親の飼育環境にも使用している砂利を使ってみました。
5年近くカタツムリを累代飼育していますが、今までは湿らせたキッチンペーパーの上に置いて孵化させてきました。ところが、今年の状況がなんだか変なわけです。
産卵数も不安定で少ないものありますが、孵化率が異常に悪く、孵化までの期間も今までになく長い時間がかかっています。
卵のカビの発生も強めということもあり、ちょっと今回だけキッチンペーパーでない素材を用いてみたかった次第。
写真を撮るために卵が見えるようにしていますが、最終的には完全に埋めました。
深さは見えなくなる程度にしましたが、砂利の深層には卵に届かない程度の水を含ませています。
キッチンペーパーを使用した孵化体制との相違点は、卵同士が立体的に接していること、卵周囲の温度変化が少ないこと、卵に対する水分の接し方が均等であることなどが考えられます。
今年孵化した状況を思い出すと、霧吹きをした次の日に孵化していることが多いようでした。
もし霧吹きの水分補給を待ち望んで孵化したのであれば、それ以前は水を欲しかった状況かもしれません。しかし、キッチンペーパーは十分湿っていましたが、厳密には卵の上部は乾いていました。
乾いていた面積は小さいのですが、乾いた部分と濡れた部分が同居することに不具合があるのであれば、霧吹きでこの不具合は解消されたことになります。
今回の砂利の使用で、少なくても湿り気の不均等は解消できるものと思います。
今季は一定数の孵化数は確保済なので、今ある卵で将来の孵化率を上げるための検証をする次第。
はたしてどんな結果になるのか、追ってまた書きたいと思います。