
オス2匹、メス3匹の全部で5匹になったエンマコオロギですが、時折キャベツをかじりながら仲良く過ごしています。

こちらは、産卵中のメスの個体。ご老体、まだまだがんばります。
室内飼育の室温環境は、最低気温で3℃ほどです。木炭とインテリアバークが蓄熱剤の役割をしているようで、寒い時は木炭の間やバークのトンネルの中に集まっています。
シートヒーターを飼育ケースの下に敷いていますが、人のいない所で万一の事があってはいけないので、普段はスイッチを切っています。
スイッチを入れるタイミングは出社直後。3℃から20℃になるまで30分以上かかるので、ケースを少しでも早く温めたいということで、急速暖房器具として使用しています。部屋が温まったら、またヒーターを切ります。
クリスマスのころは寒波が来るそうです。人のいない部屋の室温もこれまでにない低温となるはずなので、何匹かは★になるかもしれません。
遅く孵化したエンマコオロギですので、その分遅くまで生きています。次の世代は、もう少し早く孵化させたいと思っている次第。
長くなりますが、なぜ孵化が遅くなったのかを考えてみると、恐らく地熱です。
飼育環境下ですので、卵の入った産卵床を室内に置いていました。もちろん日陰です。このコオロギたちは、気温で温まった産卵床から孵化したわけです。
しかし、自然界では太陽光が地面に当たるので、卵がある1cmぐらいの深さまではけっこう温まるはずです。つまり、気温プラス地熱で孵化の時期が決まるということです。
この温度差が、飼育環境下で孵化が遅れた原因だと思います。ということは、自然環境に近いタイミングで孵化させるには、より暖かい室内に置くか、時々日光に当てるかして産卵床の温度を上げればいいということになります。
来年の初夏までには、何らかの方法で孵化を早める予定です。