この時期は、24時間エアコンが効いている部屋でない限り、水槽の中の水温も上がりがちになります。
特にサワガニなどの冷たい清流に住む生き物は、夏でも10℃台の水温に生息していると思われ、飼育下では水温を下げることをしなければならなくなります。
水温を下げるにはいろいろな方法がありますが、手っ取り早い方法としては、ペットボトルに8〜9分目まで水を入れて冷凍室で凍らせたものを投入するのが簡単です。その日の水温によって1本入れたり2本入れたりで、そのあたりは適度に調整します。
凍ったペットボトルを入れると急速に解け始めてバキバキ音がしますが、サワガニは特に怖がるようなしぐさは見せません。それよりも冷たい水温の魅力が上のようで、普段いる隠れ家からペットボトルの下に移ってきて涼んでいます。
昨年までの飼育環境では冷却することは一切していませんでしたが、特に弱ったり死んだりすることはありませんでした。しかし、悲鳴が聞こえなかっただけのことかもしれませんので、やはり本来の生息環境に近づけることは必要かもしれません。