
サワガニを見たら、なんだか白っぽくなっていました。脱皮でもするのかと思いました。

う〜ん、どう見ても白い。こりゃこれから脱皮かなと思ったら…。

ん?ん〜?脚だ脚です脚なわけです。はっきり見たいので、構造物を取り除きました。

抜け殻キタ━━━━ヽ(゚Д゚ )ノ━━━━!!
ということは、これから脱皮じゃなくて、脱皮直後だったということですな。

いやはや、脱皮お疲れさまでした。
…と、普通はここで終わるのですが、なんせぁぃさんな次第。
そんなわけで、抜け殻に注目なわけです。

水中からゆっくりと抜け殻を取り出しました。甲羅はとれていました。

体の内部。えらも残っていました。側面を構成する湾曲した部分も左右に見えます。

甲羅。ズワイガニなどとは違い、かなり薄い殻になっています。

腹側。いわゆる"ふんどし"が幅広なのでメスです。

ふんどしをめくると、丸い穴が二つ開いていました。排泄穴だと思いますが、大きな卵もここを通ってくるはずなのでこんなに大きいのかもしれません。オスの穴の大きさが知りたい次第。

青い矢印の部分には、少しだけ曲がる関節があります。

ハサミ。カニの特徴としては代表的な部位です。

ハサミのギザギザ。カマキリのカマのように鋭利にはなっていないので、鋭く刺さるということはありません。ただ、小さいカニとはいえ、ハサミのはさむ力はかなりあります。

歯。カニの口は大小さまざまな触手がついていますが、その中でも最も大きい構成部品。左右に動いて食べ物を切断する役割を持ちます。円柱状の人工飼料をハサミでじょうずにつかみ、この歯でスコンスコン切って飲み込んでいます。工具でいうとニッパーのようなものです。