木炭の亀裂の隙間に、またまた卵を発見。つか、よくよく見ると隙間の天井部分にくっついています。
これはまさに新発見。床に置くように産むのではなく、天井にくっつけるように産むのかもしれません。
水は要らぬが湿度は欲しい、そんなかんじでしょうか。
そのすぐ横には、3兄弟がかたまって休んでいました。卵のそばにいるのでありますが、逆にこれらの個体が産んだのではないような気がします。なんとなくですが。
とりあえず採取。上が3月24日に採取した8個、左下が3月29日に採取した26個、そして今回4月3日に採取した21個が右です。5〜6日間隔のペースで3回産んだことになりますが、これからも産むのかは不明です。
卵の直径は1mmほどなので、採取するのには細心の注意を払います。今回採取した方法は…
・木炭の隙間に爪楊枝を挿して、微振動で卵を掻き出す。
・爪楊枝も届かない奥のほうは、クリップを伸ばしたもので押すように掻き出す。
・キッチンペーパーの上にある卵は、濡らした爪楊枝の分子間力で吸着する。
・だめな場合は、爪楊枝をヘラ状に削ってすくい取る。
イクラのように弾力性のある殻なら楽なのですが、なんせカルシウムでできた殻です。
超薄殻のニワトリの卵と同じようなものなので、殻の面に対して鋭角にそっと接するようにしないと割れてしまいます。まさに神経がすり減るわけで、パツラが産卵しているのを発見すると正直ため息な所存w
孵化したら孵化したでさらなる試練が目白押しなので、小さすぎる生き物を飼うのも慎重に判断しないとなわけです。
それでも飼うのは、やはりパツラのかわいらしさ。それと強烈な個性。意地というかポリシーのようなものをしっかりと持ち、行動にメリハリがあるのも特徴です。
這いまわること風の如く、休眠すること林の如く、産卵すること火の如く、産んだ卵は山の如し。
いやはや、信玄公もびっくりのパツラマイマイなのであります。