結論を知ったほうが効果的に動画を見ることができると思うので書きますが、産んでいたのは左の筋無し個体で、助けているのが右の筋有り個体です。
筋有り個体が穴の広さを広げようと、中の広さを大触角で計って穴を広げている様子がはっきりと映っています。また、時々産卵中の筋無し個体に触れて、何かを伝えているようなシーンも確認できます。
撮影時間は6時間ぐらい。それをほぼノーカットで100倍速にしたので4分ぐらいになりました。
途中1か所だけ等倍速にしている部分がありますが、そこでは卵が出てくる速さがわかると思います。

筋無し個体の産卵数は、今回またまた大量の72個。初回の産卵が82個、第二次産卵が32個、そして今回が72個なので、極めて健康体で多産な個体のようです。ただ、交尾や産卵には非常に多くの体力が消耗されます。これによって寿命が縮まるのは致し方のないことになります。
今回産んだ72個は、初回&第二次の卵とは別のミニミニケースに移しています。これは、孵化後の移動を少しでも簡単にするためです。初回の卵はまだ孵化していませんが、孵化率が90%を超える見込みなのでケース内がとんでもないことになる前の対策なわけです。

左が産卵した筋無し個体、右が援助した筋有り個体。いっぱい栄養を摂っていつまでも元気で。