懐かしのゴミムシダマシかと思いましたが、胸部がでかくて突起もあるので普通にコメツキムシでした。
犬はコンクリートの上をジャッジャッと音を立てながら歩きますが、昆虫はふ節をコンクリートにつけません。
ふ節は忍者のカギ縄のような道具であると言えば語弊がありますが、引っかかる場所でこそ有効なものなので、コンクリートのような比較的引っかかりの悪い場所では無理に使いません。これはカブトムシやコオロギでも同じで、老いてくるとふ節がとれて欠損することも同じです。
もともと細い爪状の部位なので、引っ張る力には対応しますが押す力には対応せず、ましてやこれ自体に筋力はありません。そう考えると、人間の手というものは5本の指先までちゃんと筋力があり、複雑な生き物だと思います。足の指の筋力は退化しつつありますがw
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