
ちょっと前からサクランボの葉っぱが何者かに食べられていることに気づいていましたが、ついにその正体がわかりました。
つか、なんだこりゃ?はじめ樹液が漏れているのかと思いましたが、食痕のところに引力に反して付いています。こりゃ生き物です。
こんな幼虫は見たことがありません。つか、幼虫なんでしょうか。

こっちにもいました。しかしです、この個体をよく見ると、茶色い液体の中に普通の姿をした幼虫がうっすら見えます。そうか、そういうことか。さっそく採取して、この茶色い液体のベールを脱がせてみました。

茶色い液体はティッシュに吸いこまれ、ようやく昆虫の幼虫であることがわかりました。体長3mmぐらいです。

6本の脚と腹足。まさに昆虫の幼虫。通称イモムシ。

頭に近いほうはやや太くなっています。側面下部がせり出していて、戦闘機のコックピットのような形状になっています。茶色い液体を保持しやすいようになっているんだと思います。
さて、この幼虫は何という虫の幼虫なのか。ついていたサクランボの木をもう一度よく観察してみました。

でた!ワモンナガハムシ登場。前に見たことあるなと思ったら、5年前にここで書いていました。
ワモンナガハムシの幼虫であることを確かめようといろいろ調べましたが、「ワモンナガハムシの幼虫」の画像が見つかりません。ただ、「ハムシの幼虫」の画像の中に同じような幼虫がいたので、少なくても「何かのハムシの幼虫」であることは間違いなさそうです。
この幼虫は全部で5匹いましたが、全部葉っぱの表側にいました。緑の葉っぱに茶色い液体なので、見つけやすいと言えば見つけやすい部類です。
食痕は、写真の通りニジュウヤホシテントウに食べられたトマトの葉っぱのようになっています。
ちなみにこのサクランボは鉢植えでベランダに置いていますが、いよいよ害虫も本格的にベランダ侵入となりました。
最近の朝一番のお仕事は、起きてすぐにベランダに出てテデトール。いやはや、すっかり菜園男子とぁぃなった次第。
■追記
コメントで☆けめさんが「オウトウナメクジハバチかも」と書いてくれたので調べてみたら、なんだかオウトウナメクジハバチっぽいです。
ハムシの幼虫も同じような生態のものがいますが、この液体の質感や形状、それに食樹の一致や食痕の完全一致などからオウトウナメクジハバチと断定してもいいと思いましたので、ここに追記します。
☆けめさん、ありがとーございました(^O^)/