2014年01月29日
大人は眠るカタツムリ

今年は成貝に達すると思われるアオモリマイマイの筋無し4兄弟。飼育ケースを掃除した直後はこうしてサツマイモを食べていますが、普段はケースのふたの裏にくっついて膜を張って休んでいることがほとんどです。


大人は眠るカタツムリ

老夫婦のほうは、ずっとふたにくっついたまま動こうとせず、霧吹きをしてもびくともしません。
サツマイモもまったく食べていないので、冬の休眠状態に完全に入っているようです。

子どもたちのほうは相変わらずの食欲で、一向に眠ろうとしません。これはカタツムリを飼い始めてからずっとそうで、室温がかなり下がった状態でも眠ろうとしませんでした。
どうやら、大きくなればなるほど休眠する確率が高くなるようで、これは気温や湿度にも左右されない何らかの要因がはたらいているようにも見えます。
環境の変化に弱くなったから休眠に入るのか、またはその逆で体内に水分をたくさん蓄えられるから休眠に入れるのか、さらには本能で察知した冬に正直に行動しているだけのか、謎はつきません。
いやはや、飼育というものはわからないことが日々増える行動なわけで、だからおもしろいのでもありますが。
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2014年01月24日
3月末に刊行予定の「生き物の飼い方」セット(株式会社ポプラ社)に、ヤマトシジミの幼虫の画像が使用されることになりました。
使用されるのは、ここの画像です。
どのように使用されたかは、刊行後にでもまた紹介したいと思います。
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2014年01月23日
春を待つ植物たち

右上:クロッカス   右中:ホトトギス   右下:ムスカリ   左:ユスラウメ
半休眠のムスカリは葉を残していますが、他は完全に休眠中です。


春を待つ植物たち

右上と左上:ピンクの花を咲かせるイチゴ    右下と左下:ワイルドストロベリー
イチゴ系も常緑なので葉がありますが、最低限の葉を残しつつロゼット状になっています。


春を待つ植物たち

右と左:葉があるのが甘夏、赤い枝がブルーベリー、葉が無い灰色の枝がサクランボ。
これらは車庫の中で冬を越してもらっています。
窓から日が少し射すので、常緑の甘夏も最低限の光合成はしているようです。


春を待つ植物たち

右上:右からフクジュソウとネジバナ   左上:奥からオニユリとイチョウとシュンギク
左下:トウガラシ
これらも車庫の中で冬を越してもらっています。
フクジュソウは新芽を出しており、春先には花が咲きそうです。シュンギクはベランダ菜園の中から1株だけを生かして植え替えたもの。シュンギクの花を見るのが目的です。
同じくベランダ菜園のトウガラシも今のところ無事に越冬中。脇芽をわずかに見せながらもじっとしています。


春を待つ植物たち

トウガラシのプランターの土の部分。これはミミズのフンです。新しいので、このプランターの土の中にはミミズがいることがわかりました。こうして土を耕してくれることは、非常にありがたいわけです。
ちなみに、ミミズは自然発生ではなくて投入したもの。条件が良ければうまく生き続けてくれます。


春を待つ植物たち

同じプランターの中に、もう一か所ありました。こちらのフンは小さいので、小型のミミズのようです。
車庫の中に置いている鉢やプランターには、土の中が乾かない程度にたまに水をやっています。越冬中の植物でも根まで乾くとやばいので、このあたりは土の様子を見ながらの水やりです。
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2014年01月21日
今日の10兄弟

平和すぎて特に書くこともなくて困っていますが、とりあえずアオモリマイマイの10兄弟は今日もサツマイモを食べて元気でおります。
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2014年01月20日
カタツムリのお散歩

『お散歩 お散歩 うれしーなー♪』


カタツムリのお散歩

『おー、たっけぇー!』


カタツムリのお散歩

『げっ、ぁぃさん見てたのー?』

(^O^)<いつも見てますよー
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2014年01月17日
アオモリマイマイは右巻きです

殻の中心から外側に向かってうず巻きをなぞっていくと、時計の針と同じ回り方をします。
つまり、右回り。
カタツムリは体が大きくなるにつれて殻も大きくなりますが、今までの殻の外側を巻いていくように大きくなります。

この巻いていく向きには右巻きの種類と左巻きの種類がいて、アオモリマイマイは右巻きの種類になります。
また、アオモリマイマイと外見が非常によく似ているのに左巻きのカタツムリがいますが、これはヒダリマキマイマイという種類のカタツムリです。

カタツムリは動きがゆっくりで空も飛べないので、ある場所で生まれるとその近くで一生を終えます。こうしてずっと生きてきたので、一部の例外を除いてはその地域にしかいない種類という形で観察されることがほとんどです。
そんなわけで、カタツムリの名前には地名がついているものが多く、アオモリマイマイは青森県あたりで暮らしているカタツムリになります。

カタツムリに限らず、他の種類の生き物を見るときに人間の尺度で見てもあまりよくわからないことがあります。動きが遅い生き物であるカタツムリの場合は、人間の1秒はカタツムリの30秒ぐらいかもしれません。なので、今カタツムリは何をしたいのかを観察したいときは、5分ぐらい見続けないと見えてきません。
5分見終わった後に、頭の中で記憶を早回しします。そうすると、いろいろ見えてきておもしろいわけです。
逆にアリのように動きが早い生き物の場合は、記憶をスロー再生します。歩く方向や速さをいつも触角で触れて判断しているようすが見えてきます。

時間の流れ方だけでもその生き物に合わせてみると、毎日新発見があります。この新発見が実におもしろく、生き物との対話はまだまだ当分続きそうです。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(5) | カタツムリ〜2014年 | 更新情報をチェックする
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