サンガイネギ、三階ネギ、やぐらネギ、呼び名は様々ですが、そのネギのお話。
家の庭の小さな畑に家族が植えているネギがあるのですが、ネギ坊主ができていました。しかし、このネギ坊主はタダモノではありません。
花が咲くのではなく、子ネギが育っているのであります。
このまま放っておくと、緑色の薄い膜が乾いて茶色くなるころに中から膜を破って子ネギが顔を出します。
思い起こせば、子どものころから庭にあったネギはこれでした。膜を破って出てきた子ネギを切り取って土に植えると、それがそのまま大きくなって新しいネギになるのであります。
このネギはベランダ菜園で植えている九条太ネギとは種類が違いますが、同じ葉ネギのなかまになります。
スーパーで売っている長ネギのような大きなネギではありませんが、引っこ抜くと白い部分もそれなりにあるので、ちょっと使いたい時のために昔は割りとどこの家でも植えていたような気がします。
いろいろ調べてみたら、この品種は希少品種らしいです。このあたりの地域ではまだまだメジャーなネギなのですが、そう"希少希少"言われると保護したくなるわけですな。
そんなわけでこの子ネギをのれん分けして、プランターで育てることに決めました。
…と言っても育て方がいまいちわからないので家族に聞いてみると、子ネギが膜を破って5cmくらいに育ったら、親茎を下に3cmぐらいつけて"ちぎる"らしいです。ここは"切る"のではなくて"ちぎる"のだそうですw
そして集団になっている子ネギを"ばらさないまま"土に植えるらしいです。植える時の子ネギ集団同士の間隔は3〜5cmぐらいだとか。
今はまだ皮の中で丸まっている子ネギですが、時期が来たら移植したいと思います。
サンガイネギの食感は売っている長ネギと比べると、甘さが減って硬さが増えるようなかんじ。辛みなどの風味も強くなります。なので、やくみとして使うには、むしろサンガイネギのほうがいいわけです。冬の鍋ものに入れるときは、売っている長ネギのほうが断然甘くておいしいです。
ネギは薬レベルで体にいいので、どんどん食べたいと思う次第。老化防止にもいいらしいですw