
エンマコオロギの孵化数はあっという間に50匹を超えているようなので、ここで産卵床を別ケースに移動することにしました。本来はもっと少ない孵化数のうちにしたいのですが、いつも遅れてしまいます。

右の飼育ケースに移動した産卵床は、明日にでも庭の雨の当らない場所に置きます。キュウリは初食事ということで、全員にあげました。

キュウリは水分が多く、硬いところから柔らかいところまであるので、孵化直後の幼虫には向いていると思います。もう少しアゴの力が出せるようになったら、キャベツの葉やニンジンなどもあげる予定です。
今年も最終的には10匹程度の飼育を想定していますので、段階的に庭に放します。
最終選考の10匹を選ぶときは今年もオスメスの数を5匹ずつにしますが、メスは毎年体の大きい個体を選んでいます。これは、やはり卵を産む個体なので生命体的に丈夫な母体ということです。
オスの選考は鳴き声をある程度考慮することがあります。なんとなくですが、体が小さくて羽根の模様がはっきりしている個体は澄んだ鳴き声を出すような気がします。高音なのに耳ざわりのしない丸い音、これでコロコロ鳴かれるとなごみます。
孵化した個体は半年間の卵時代を生き抜いた勇者です。小さな小さな幼虫ですが、みんな元気に育って欲しいと思います。