ミニ大根の葉っぱにエカキムシが発生中で、見つけるたびにテデプッチンしています。
エカキムシは属名で、正確にはハモグリバエかナモグリバエの幼虫です。葉っぱの表の皮と裏の皮の間の葉肉を食べながら移動するので、このような食痕になる次第。
葉っぱを裏返したら、黄色い楕円形のものが見えました。これがエカキムシです。
薄皮のすぐ下にいるので、表側か裏側のどちらかから見ると発見できます。ミニ大根にいたということで、ハモグリバエではなくナモグリバエの可能性が高いです。
薄皮の下で栄養たっぷりの葉肉を食べるナモグリバエの幼虫。成虫は名前の通りハエです。
薄皮を剥いてみました。ハエの幼虫なので、いわゆるウジ虫型の幼虫になります。黒く見えるのはフン。
背中側から見たところ。左側が頭です。
これはひっくり返っている状態。左側のとがった方が頭です。
体長は1.6mmくらい。体幅は1mm弱。
エカキムシはスナップエンドウなどでも多発しますが、カブや大根系でもかなり発生します。
特にカブや大根系では葉っぱも収穫対象なので、エカキムシは勘弁していただきたい次第。とにかく早期発見に努め、葉っぱが網目模様にならないようにしなければなりません。
ちなみに薬剤を使って駆除する場合は、葉の中にいるので根から吸わせるタイプのものがいいそうです。まあ、使うつもりはありませんが。