オオゾウムシは何をしているのかなと見てみたら、ケース内の内壁をものすごく小さなものが動いているのを発見。歩く速さは結構速いです。
接写の限界。脚は6本。昆虫です。この形だとトビムシですな。せっかくなので取り出して撮ることにした次第。
取り出してもこれが限界w
体長は0.5mmから1.5mmぐらいの範囲でまちまちですが、赤い画用紙の上を歩かせながら撮ったのでピンボケ失礼。
トビムシはいわゆる土壌分解を助ける生き物で、枯れ葉などが土になるための分解者の位置にある生き物です。ダニのように他の生き物にまとわりついて体液を吸うことはしません。
今回発生したトビムシがケース内のどこにいるのかを確かめたところ、ここで使っている樹皮製のえさ皿の裏側に多くいました。まあ、生態を考えれば集まりそうなところです。
とりあえず大増殖してもあれなので、対策をとらなければなりません。どうするのか考えましたが、ケース内から木炭を除いた一切の有機物を取り除きたいと思います。
■今後やること
・ケース内全面洗浄
・マットをスズムシマットから木炭チップを混ぜた川砂にする
・木炭も全部交換する
・えさ皿は無機物製にするか別の固定方法を考える
・オオゾウムシにあやまる
当初スズムシマットを用いた理由は、オオゾウムシはマットの中に潜る習性があるためです。しかし、今の今まで一度も潜ったことが無く、潜るという要素を除外してもいいということであれば砂になるわけです。
もちろん適度な湿り気も大事なので、川砂にしたあとも時々霧吹きは実施したい次第。
飼育ケースという半密封環境でトビムシが発生したのは、スズムシマットか樹皮製のえさ皿に卵が混入していたと思われます。このような件の防止策としては、中に入れる有機物を前もって熱湯漬けにしたりレンジでチンしたりして卵を死滅させるのもよく用いられる手法です。
今回は何の対策もとっていなかったので発生に至ったわけですが、そうかといって衛生上レンジは使うつもりはなく、せいぜい外に置いたバケツでの熱湯処理がやっとでしょうな。
まあ、こういうことを書くのもあれなわけですが、トビムシは庭の花壇でも室内の鉢の土の中でも有機物がある所にはどこにでもいると思います。気付かなければ不快害虫ではないので、探してまで気付かないようにしましょうw
昆虫ゼリーに栄養があるのか、触角をいつもピンとあげて元気です。ほぼ動きませんがw