
通称「老夫婦」。筋ありと筋無しのペアです。いちばん若い個体から見れば爺さん婆さんにあたります。雌雄同体ですがw
数えてないので定かではないですが、もう5〜6年は生きているはず。それでも今年も産卵してました。
粘着力の低下や乾燥に対する耐性、殻の劣化等で老化現象が見られますが、意外と元気です。
お互いを常に意識して確認しあっており、仲の良さはいちばんでしょうな。

ちょっと湿度が下がるとすぐ膜を張って閉じこもります。この自己防御の対応の速さが長生きの秘訣かもしれません。

通称「2母」。「老夫婦」の子どもにあたる筋ありと筋無しのペア。人間で言うと5〜60代の雰囲気。決して若い個体ではありません。ミニ水槽に殻を入れて休んでいることが一番多いのがこのグループ。
好き嫌いも激しく、サツマイモ以外は見向きもしないときもあります。殻の大きさは4cmを越え、飼っているうちでは最大です。

意外と飼い主を理解している個体でもあります。

通称「筋無し4兄弟」。このグループも「老夫婦」の子どもです。「2母」とは1世代分の年の離れた兄弟。
小さなころからやんちゃで冒険好き。いちばん馴れているグループです。
今ではすっかり大人になり、後出する「純・筋無し4兄弟の赤ちゃん」の親にあたります。

いまだにじゃれて遊びます。もう親なのにw

通称「筋あり4兄弟」。このグループも「老夫婦」の子どもです。「2母」とは1世代分の年の離れた兄弟。「筋無し4兄弟」とは同世代の兄弟。
平和主義で淡々と生きるタイプ。衣食住的にはいちばん安定しているグループ。後出する「純・筋あり4兄弟の赤ちゃん」の親にあたります。

まあ、たまにはじゃれます。

「筋無し4兄弟」の子どもの「純・筋無し4兄弟の赤ちゃん」ですが、いつまでも赤ちゃんではないので今回から「純筋無し4兄弟」に改名します。
殻の直径は2cmを越え、着々と成長中。新規にミニ水槽を追加しました。卵の殻を入れているのは嗜好性の確認のため。

いわゆる「筋無し」は昔から兄弟愛が強いような気がします。親に当たる「筋無し4兄弟」も子どものころからかなり仲の良い兄弟でした。

「筋あり4兄弟」の子どもの「純・筋あり4兄弟の赤ちゃん」ですが、こっちも改名で「純筋あり4兄弟」にします。
殻の直径は1.5cmを越え、筋もますます濃くなってきました。今はミニミニ飼育ケースですが、そろそろ小型飼育ケースに移そうかなと検討中。その際はミニ水槽も追加を考えています。

今がいちばん冒険盛り。このようなときによくふれあって、飼い主を理解させるようにしています。

そんなこんななので、保存のきくカットルボーンだけは買いだめ。大人になるとたまにかじる程度ですが、子どもの頃はかなり食べます。食べるということは欲していることなので、ずっとこれを使っています。

余談ですが、飼育ケースの掃除中に「2母」の砂利の中から発見した貝殻。長さは5mmぐらい。
何かの守り神になるかもしれないので、また混ぜておいた次第。
けっこう長い間カタツムリを飼っていますが、まだまだわからないことが多すぎる不思議な生き物です。ただ、原始的な小動物の割には"馴れ"の能力がけっこうあると感じている次第。ケース掃除のときには剥がされるのを知ってか知らずか、粘液を少し出して剥がれやすくするようなことをするときもあります。
また、ケース掃除の後は内壁やふたに水滴がつくことを知っているらしく、みんなふたの裏に集まって水を飲んでいます。逆さまになってふたの裏を這うことになるので、体も濡れて都合がいいのかもしれません。
のろまな軟体動物ですが、それぞれがちゃんと意思を持ち、嗜好を伴う生活をしています。