粒状活性炭を混ぜた実験用の培養土のあまりで作っていたはつか大根全数を収穫しました。
大きさはまずまずですが、割れが生じています。
たまたま発生した個体差による割れではなく、全数共通の環境由来の割れっぽいです。
この原因の想定は次の通り。
その1 土の量が少なすぎた
浅型の小さなプランターで14株を育てたわけですが、土の量が少ないために土の水分の変化量が激しく変動した。根菜系に割れが生じる最も大きな理由がこれです。
その2 水はけが良すぎた
粒状活性炭が混じったせいで土の水分保持量が減った。つまり通気性は良いが乾き気味の土になった。そこに通常の水やりをしたことが水分量の激変につながった。
恐らく、両方が相互に関与して悪い環境になったかもしれません。根菜なので少しねっとりした土のほうが良さげなのですが、パサパサしすぎていたというわけです。
ちなみに、同じ土を使った小松菜のほうは極めて良好な育成となりました。やはり根菜にはこの土はだめということかもしれません。
追伸
表皮が固くなった部分を少し取り除いたら、あとは普通にいつも通り食べることができました。甘酢一夜漬けですな。葉もいつも通りに味噌汁に入れて美味しくいただいた次第。
はつか大根を引き抜いた土にいた幼虫。ちなみに左側が頭です。いわゆるウジ虫型の幼虫であり、寄生バエの幼虫だと思われます。
ただ、大きさがかなり小さく、今まで見たことのない種類の寄生バエの幼虫っぽいです。
この二つの黒い突起が特徴ですな。
はつか大根にはチョウの幼虫が十数匹発生していましたが、小さいうちにテデトールで対処していました。その見逃した個体に寄生し、幼虫になって土に潜っていたのかもしれません。