大人になりかけている純筋あり4兄弟と純筋無し4兄弟の飼育ケースが狭くなってきたので、他のグループの飼育ケースの大きさと同じにしました。
せっかくなので、その構築手順を説明。
1. 粒状活性炭とミニプールを置く。※ミニプールも大型化しています
2. 砂利を敷いて木炭とえさ台を置く。※えさ台は新規追加
3. カットルボーンとサツマイモと水を投入。
4. 新旧飼育ケースの大きさ比較。
純筋あり4兄弟入居。ミニプールは面積と深さが前の2倍になりました。今まで直径4cmの殻を引きずって狭そうに水浴びをしていましたが、これからは楽に水浴びをできそうです。
側面。今年は産卵も予想しているので、砂利の深さは深めです。
ふたを閉めました。ふたの裏にも霧吹きで水滴を付けます。
ラップ施工。ふたのほぼ全面を覆います。
側面の一部だけは覆わないで換気口にします。湿度が高い季節は、もっと広く開けます。
ラップが無くてもケース内の湿度を一定に保てるなら、ラップはいらないでしょう。そのほうが通気も良くなります。その場合は湿度が60%以上は欲しいところです。
純筋無し4兄弟のほうも全く同じ仕様にした次第。
いつもの場所に移動。左の純筋あり4兄弟のほうは、這った跡が見えています。
純筋無し4兄弟の殻の縁が反り返り、肉が盛り上がるようにはみ出ています。こうなると大人になった証拠です。ウスカワマイマイなどの一部のカタツムリでは、この現象がありません。
純筋あり4兄弟のほうは、反り返り直前の状態。肉を盛り上げてカルシウムを吸着中のような状態です。
カタツムリの飼育ケースの広い狭いは何で判断しているのかですが、これは人によって様々だと思います。自分の場合は今までの掃除ペースで掃除をしていてもケース内が汚れているなと感じることが多くなったときに、狭いんだなと思います。あくまでも人間側の主観でしかないのですが、一定の飼育環境を維持できなくなった時の対策がケース内の容積の大型化です。
はじめから大きな飼育ケースにしたり掃除の回数を増やしたりすればいいわけですが、どちらもそれなりに限度があり、分数の分母を大きくする策をとっている次第。
毎日数回以上掃除をするならもっと小さな飼育ケースでいいでしょうし、自然界の再現の忠実度を上げるなら、もっと大きくてもいいと思います。
飼育にはいろいろな考えや方法がありますが、飼われている生き物が快適に過ごせているのかという点は、どの方法でも共通するテーマであると思います。これこそが飼育の最たる主題であり、最も難しい事項です。なぜならば、それはどの飼育本にも載っていなく、だれも教えてくれず、飼育人自身がしっかり観察をしなければ見えてこないからです。そんなわけで、自分も日々格闘中ですw