
卵を保管しているケースに木炭を入れました。中の水の浄化を期待したいところ。
卵を保管しているとカビが生えてくることは日常茶飯事なのですが、時々霧吹きをしては水を吸い取るようにして水質の浄化を図っています。これに拍車をかけるようにしたかったのが木炭を置いた所以です。
ちなみに、カビだらけの卵から孵化した例は今まで何度もありますし、カビ自体は害が無いと思っています。
カビは長い糸状というよりは短い棒状で、点々と白い毛が生えたようなかんじに見えてきます。
カビが卵の殻を溶かすか柔らかくするような効果を持っているという想像もできなくはないですが、それについては妄想の域を脱しない次第。
卵の殻はカタツムリの種類によって2パターンあり、ちょうどコンタクトレンズのようにソフトとハードがあります。ソフトのほうは表面を押すと形が変わりますが、ハードのほうはヒビが入って割れてしまいます。アオモリマイマイの卵は、後者のハードの部類に入ります。

前よりも黒く見える部分が増えた感じになっており、大触角を中心とした頭部の形成が進んでいることがわかります。
硬い卵から出てくる赤ちゃんは多くの生き物でそうですが、何らかのツールを使って内側から殻を割って孵化してきます。ある者は硬い口ばし、ある者はつの状の突起、カタツムリの場合は歯で地道に削っているのかもしれません。殻の内側を這う様子は孵化前の卵に見られる現象ですが、このときも内側から削っているのかも。削ると同時に食べてカルシウムを摂取し、自分の殻を丈夫にしながら薄くなって小さな穴があいたところに突進するのかもしれません。
来週中ぐらいに孵化しそうな気配です。そろそろ赤ちゃん用飼育ケースの準備に入ります。