ややっ!ベランダのミニヒマワリの花びらが何者かに食べられています。ハムシでもいるのでしょうか。
いた、ウワバ系の幼虫です。体長は1cmちょっと。
それはいいのですが、頭のあたりがなんか変です。
頭の中に茶色いあごが見えます!目が点になりましたが、そのわけはこういうことです。
この幼虫は脱皮直前の状態で、首のあたりに脱皮後の新しい頭部ができあがっており、それが透き通って見えているのであります。
青い線で囲んだ部分が新しい頭部、水色の部分が新しい頭部の単眼、青い点が新しい頭部のあごです。赤い色の部分がそれぞれに対応しています。
今の状態のあごが赤い点の部分ですが、すでに機能はしていません。単眼の部分も透明になっていてそこには何もありません。つまり、今現在は水色で囲んだ皮膚の内側の単眼で明るさを感じ取っています。
ちなみに、これはマイマイガの幼虫の同じ状態のもの。皮膚の中に新しい頭部が透けて見えています。
これは同じウワバ系の幼虫の脱皮殻。ケラの前脚のような強靭なあごを持っています。
上の写真と同じものが皮膚の内側に見えています。
この幼虫も間もなく脱皮するでしょうな。
■追伸
今考えたら、すでに脱皮は終えていて頭の殻がくっついているだけかもw