2016年11月27日
妙丹柿の発芽計画始動

ここここでも書いた妙丹柿ですが、種が2個手に入ったので発芽に挑戦しようと思う次第。
妙丹柿はそもそも種無し柿なのでめったに種に出会えませんが、40個くらい食べてその中の2個に1個ずつ種が入っていました。右が八戸産の妙丹柿、左が地元産の妙丹柿です。


妙丹柿の発芽計画始動

これは八戸産の妙丹柿の種。大きさは大きいですが、厚みが無いので中身が心配です。


妙丹柿の発芽計画始動

こっちは地元産の妙丹柿の種。やや小ぶりですが、十分な厚みがあります。

柿の種の蒔き方ですが、果実樹木なので冷蔵庫などで冬の寒さを経験させてから春に蒔くのが本来の蒔き方になると思います。ただ、今まで富有柿などで実験した結果、即座に水に浸しておいても冷蔵庫に入れてもどちらも発芽に至りました。ただ、冷蔵庫に入れる方法では冷える温度や期間についての知識が無く、不安材料が多いので、今回は即座に水に浸す方法でやってみます。
妙丹柿がこの方法で発芽するのかはまったくの未知数ですが、種の生命力に賭けてみようと思う次第。

妙丹柿には特別な思い入れがあります。子どものころから秋に毎年食べていた柿です。
大人になると大都市の物流に押されて売っているのを見ることが少なくなったり、自分自身が物流に乗って大都市に引き寄せられたりしていたので、食べることができない年もありました。
また、妙丹柿は民家の庭でよく見かける庭木でもあり、秋に実がついた妙丹柿は季節の故郷の風景でもあります。
今の家の庭には妙丹柿の木は無く、もし可能なら植えたいなと思っていました。しかし、この柿は種というよりも挿し木で増やす種類らしく、その挿し木にする枝も手に入らずじまいでした。
また、自分の好みと言うかこだわりでもあるのですが、可能なら種から発芽させた木と友だちになりたいわけです。

もし運よく発芽したら、精魂込めて大切に育苗し、いつかは庭に移植できるところまでいければいいなと思っている次第。あまり大きくしないで適度に実がつく状態を維持できれば最高です。柿八年と言いますので、遠い先の話になりますが。
まあ、いずれも発芽したらの話なのであれですが、夢というものは宝くじばかりではなく、こんなところにもあるのであります。
タグ:妙丹柿 種子
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(6) | 妙丹柿 | 更新情報をチェックする
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