2017年03月10日
身のまかせかたが素直になる「馴れ」 ケース1
(記事とは関係ないですが2006年に撮ったアオモリマイマイの子供)


飼育環境下のカタツムリにおける馴れ現象について、観察できた範囲で書いてみたいと思う次第。
今回は『身のまかせかたが素直になる「馴れ」 ケース1』です。

飼育ケースを大掃除したいときに、ふたの裏にべったり張りついていることがあります。
こうなるとふたを洗えないので何とか剥がさなければならないのですが、殻を数回軽く引っ張ったりツンツンと突っついたりすると、1分ぐらいしてくっついている粘着度が極端に下がっていることがよくあります。

これは飼育年数が長い個体によく見られる現象で、若い個体にはほぼありません。
つまり、これは被掃除の経験値が高い個体ということになるのですが、どういう経験なのかをカタツムリの側から書いてみると…

なんだか騒がしい→周りが少し明るくなる→揺れる→ドンッと揺れる→重力が逆になる→殻を引っ張られる→左右にゆすられる→飼い主の声が振動で伝わる→やや強引に剥がされる→しばらくして無臭の室内に新鮮な食べ物がある

こういう流れの経験を何度も踏んでると、掃除というイベントを少なからず学習するのでないかと思います。どうせ引っ張られるなら、楽に引っ張られようとするということです。

学習というと高度な脳処理っぽい言い方になりますが、単純な外的要因と内的要因の比較で何かのスイッチが入るような処理をしていると考えれば、それほど複雑な脳は無くてもいいわけです。ちなみにカタツムリには脳はありますが、人間のような脳ではなく、何と言いますか脳神経とか脳細胞とかのレベルです。

いずれにしても剥がれやすくなることは飼い主にとっては非常にありがたいことであり、かわいさ倍増にもなるわけで、もっともっと親密度を上げて快適な飼育環境を提供していく義務が飼育人にはあるのだとつくづく感じる次第。


posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(6) | カタツムリ〜2017年 | 更新情報をチェックする
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