
ここで確保していたクルマスズメの幼虫ですが、あまり食べなくなったと同時に動きもあまりしなくなり、体を縮めてシワも増えてきています。

全体的に色が濃くなっていますが、特に頭のほうが黄色みを帯びています。

頭自体も少しピンク色がかっています。

こうなっている理由ですが、おおよそ以下のどれかだと思います。
・サナギになる準備段階にある
・弱っている
・体内の寄生虫がもどかしい
写真は上方向から撮ったものですが、中央付近が頭です。
背中に1本濃い線が見えますが、これは背脈管と呼ばれるもので、いわゆる長いポンプのようなものです。
この中を尾方向から頭方向に体液が脈打って流れているわけですが、背脈管自体の色が濃くなって頭方向が顕著であるようにも見えます。
つまり、体液自体に変化があったような現象なのですが、その理由としては先述のどれも当てはまるわけです。
とりあえず、このまま様子を見ていこうと思う次第。

ちなみに、これはここで確保していたヨモギエダシャクの幼虫です。少し前にサナギになりました。
色もかなり濃くなってきているので、もう少しで羽化するかもしれません。
このヨモギエダシャクの幼虫もサナギになる前は死んだような姿になっていました。幼虫が蛹化する前はまさにグロになります。色も黒ずんでシワシワになり、どう見ても死んでいるように見えます。
ところが数日後に突如としてサナギの姿になっていますw
確保している幼虫が死んだように見えても、最低1週間はそのままにして様子を見ることが必要です。
■追記

次の日に見たら、イナバウアーをしてました。

光に反応して起き上がる幼虫。

前の日よりもますますピンク色になってきました。
これはサナギになる準備段階なのかもしれません。