枝や葉、そして敷いているティッシュを利用しながら、クルマスズメの幼虫が糸を吐き始めました。
また、折ってあったティッシュがめくられていることから、この中に潜って出てきたか枝や葉を故意に寄せた可能性があります。
いずれにしろ、考えた末の場所で糸吐き開始のようです。
蛹室であるマユを作るにしてはずいぶん太い糸ですが、今は骨格代わりの太い糸を張っているのかもしれません。
頭を左右に振りながら糸を出して蛹室をつくるわけですが、ざっと想定して1000回以上は頭を振ると思います。大変な作業です。
尾角はすでに動いていませんが、腹脚や6本の脚はまだ動きます。
分厚い皮の中ではすでにサナギの表皮がほぼできているはずであり、この状態で糸張り作業をしているわけなので、まさに今この時が大変な時期なのかもしれません。
ちなみに、体の縦横比はすでに一般的なスズメガのサナギのそれと同じくらいになっています。3cmぐらいですな。