
以前にイカの口ばしを紹介しましたが、今回は大ダコの口ばしです。
大ダコの口ばしは、珍味で「たこトンビ」「タコトンビカラス」などの商品名で売られています。
この写真は、生の口ばしを煮て取ったものなので、形がきれいに取れました。
でかいだけあって、まわりについている肉も硬く、まさに珍味な次第。

以前撮ったイカの口ばしと比較するのは、この写真が似たアングルです。
イカの口ばしは、こちらです。

実際のタコの体の中では、このカラスとトンビが抱き合うように組み合わさり、このまわりを口ばしを動かす筋肉が包みます。
口ばしの先のとがった部分で食べ物を切り裂いて、食事をします。
この口の中には舌のような部分があり、そこには内側を向いたトゲ状のものが付いています。
たぶん、この舌のような部分を前後させて食べ物を奥に運ぶのだと思われます。