2008年11月26日
オオカマキリ永眠

危篤に陥っていたオオカマキリが、本日永眠しました。
最後まで頑張っていましたが、ふ節も全部取れて天寿をまっとうした次第。

このオスは、1匹目のメスとの間に卵を設けました。
2匹目のメスとは2度交尾をしましたが、こちらは残念ながら卵を設けることはできませんでした。
たった1個の小さな卵のうですが、今は外で春を待っています。

去年、突然の母カマキリ登場から始まったオオカマキリ飼育、カマキリの飼育は初めてでしたので、いろいろ苦労もありました。
その支えとなったのは、去年捨て身で登場した母カマキリの意地です。
あの意地だけは尊ばなければならないと思い、母カマキリに栄養をつけ、ようやく産んだ卵のうを春まで預かって孵化に至りました。
そしてさらに次の命への道を、1個の卵のうで確認できました。

この先もさらに飼育を継続することは、やろうと思えばできます。
しかし、今回の飼育の目的は、母カマキリの望みを叶えてあげることただひとつでした。
母カマキリから託された役割は、これで終わるのです。
これ以上でもない、これ以下でもない、ここで終わるのです。


オオカマキリ永眠

さようなら、強い意志を持った母の子孫たち。


去年の母カマキリ

あなたが託した役割を、ぼくはうまく果たせましたか?
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☀ | Comment(7) | オオカマキリ二世 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
介護本当にお疲れ様でした

小さな命の長いドラマを見ているようでした
(TдT) アリガトウ
Posted by guwa at 2008年11月26日 00:59
人間の一生も時間のスケールが違うだけで昆虫と変わらない気がしてきますね。
ぁぃさんもカマキリに負けじとがんばってたくさん子孫をのこしてくださいな・・・いや、これはセクハラか。
Posted by ジョンレモンはヒマジン at 2008年11月26日 02:11
過去の記事をずーっと読み返してみました。
気になってたけど半分忘れていました。
二個目のたまごからは生まれなかった・・・んですね。
今年のたまごから来春無事に生まれる事を祈ってます。
Posted by やん at 2008年11月26日 02:17
あいさん、最後のカマ♂君永眠しましたか・・・ご苦労様でした。精一杯、誠意いっぱいの飼育で
きっとカマ君♂♀達も満足している事でしょう。
当然彼らのお母さんも・・。
まだ生まれる前の三世達よ、来年は大自然の中で
力強く生き抜いてくれよ〜!
Posted by ダルゾー at 2008年11月26日 17:14
>guwaさん
約半年間に凝縮された一生だからこそ、いろいろなドラマの連続でした。

>ジョンレモンはヒマジンさん
別にカマキリと競争するつもりはありませんが、メスがいないのでありますw

>やんさん
二個目の卵のうは、ふ化前に自然に帰しました。
自然で孵化した可能性は大ですよ(^O^)

>ダルゾーさん
三世が収まっている卵のうは現在外にありますが、春にはきっと孵化してくれるでしょう!
Posted by ぁぃ♂ at 2008年11月28日 01:47
あいさん、本当にお疲れ様でした!
カマキリほど甘ったれで手のかかる昆虫はいませんよね。
だからこそ別れも格段につらいです。生活の中からカマキリが消えるのは心にぽっかり穴が開いたような感じになります。

去年の母カマキリのブログをたまたま見つけたことからあいさんとは交流が出来ました。
カマキリには本当に感謝しておりますし同じ境遇の人がいたことを喜ばしく思えます。


三代目は自然界でたくましく生きていくのでしょうね。
Posted by いずみ at 2008年11月30日 19:29
>いずみさん
甘ったれw 飼ったことのある人にしかわからない表現ですねw
ひとつの生き物の実況飼育ブログは、ひとつの生き物が死ぬと終わります。
しかしその記録はずっとネット上に残り、2年後3年後の資料になります。
実際、自分がそうでした。
何かを調べる場合に検索して出てくるのは、数年前の飼育記録でした。
いずみさんのブログも、数年後のだれかが微笑ましく読むと思います。
単なる飼育マニュアルではない交流記録なので、飼育本に書かれていないことがいっぱい載っています。
可能な限り、残してくださいね(^O^)
自分も色々参考にさせていただきました。
ありがとーございました(o^-')b
Posted by ぁぃ♂ at 2008年12月01日 00:32
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