
黒くなっていたルリタテハのサナギが、ついに羽化しました。
サナギのふたがパッカリと開き、その上に頭を下にして止まっています。

ルリタテハの羽根は非常にきれいなのですが、裏側は汚く見えます。
しかし、この裏側の配色、ものすごいです。
でこぼこしていて立体的に見えますが、実はまっ平らです。光って見える部分も光っていません。
影や反射光を色だけで描いているこのすごさ、木の皮に止まったら、もはや見つけ出すことは困難でしょう。

サナギのしっぽとチョウの頭。下のほうには触角の先端が見えています。
こうして近寄ってみると、羽根がまっ平らであることがわかります。
反射光も影も模様なわけです。いやはや、すごすぎです。
このあと少し移動して、ひらひらとゆっくり飛び立っていきました。羽根を数回広げたのできれいな模様は見ることができましたが、写真には撮れませんでした。

抜け殻となったサナギを採取。しっぽの部分が茎に強靭にくっついており、取るときに苦労しました。

Yの字に亀裂が入っていることがわかります。

真珠色に光っていた部分は、透明な膜になっていました。
あの時見えた真珠色は、やはり羽根の色だったようです。
ホトトギスがあったおかげで、こうしてルリタテハを1か月ほど観察できました。
初齢幼虫からの写真がそろったので、「ルリタテハ」のカテゴリーを新設してまとめてみました。
羽裏の擬態、ほんとに見事っすね
そもそもまわりにはそう見えてる、ってことが何故わかるのかと小一時間(ry
自然界で羽化するのは奇跡だと思っているので、
あらためて段階ごとに成長を見ると感動しますね。
しかし、羽化はいつ見ても神秘です+.(・∀・)゚+.
卵・幼虫の数に比べ成虫の数の少ないこと!
本当に厳しい世界ですね。
それにしても 表の美しさに比べ、見落としがちな裏側がこんなにも美しいとは・・!
ぁぃさんのおかげでまたひとつ幸せが増えました。
昆虫の擬態ではそこが気になります。
いつもいるところを複眼でスキャンしてデータを蓄積し、遺伝子の中に組み込むんでしょうな。
精度が良すぎでキヤノンもエプソンもびっくりw
>Yummyさん
この個体は蛹化した場所が絶妙だったので、無事に羽化できました。
台風も大雨も突風も無かったので、今回は自然界でも無事に羽化したことでしょう(o^-')b
>ルリタテハさん
検索すればすぐ出てきますよー。
黒と青のすごくきれいな模様です。青の色加減がなんともすばらしいのであります(^O^)
>琴さん
チョウの羽根は表と裏の両方楽しめるので、観察していて楽しいですね(^Д^)
表の派手さ、裏の地味さ、それぞれに種類ごとの個性があります。
ルリタテハの裏のすごさは異常w
物凄い擬態ですね。
こんなのを見せられると、地球で人間ってそんなに偉いのか疑問に思います。
擬態かぁ…ヒキガエルの床材も、そろそろ茶色い布にしてあげようかな…
なんか気の毒に思えてきましたw
カタツムリも砂利の上で休む時があるので、ヒキガエルにもリラックスできる環境が必要かもw
コオロギなんかも、黒い所が好きなんですよー。
昆虫は人間と全く別の生き物なので、すごさも次元が違いますな。
どろどろの体の中で折り畳まれた羽根を作り、それを見事に開くわけですから、驚異としか言えません( ゚ρ゚ )