2010年06月16日
オトシブミを保護

頭上には栗の木。数本ありました。


オトシブミを保護

足元には丸まった葉っぱ…。丸ま…った…!?


オトシブミを保護

なんと、オトシブミのゆりかごでした。周りをもう一度よく見渡してみると、5〜60個のゆりかごがありました。数えているときにも、カサッカサッと次々に落ちてきます。
頭上の栗の木に、かなりの数のオトシブミがいるようでした。

それはいいのですが、状況を冷静に判断すると熱いアスファルトの上に落ちてきています。しかも、ここは道路です。車の交通量はかなり少ない道路ですが、それでもつぶれたゆりかごもすでにありました。
運良く踏まれなかったゆりかごの中には、熱さで緑色のままカラカラになっているものもありました。
こりゃまずいだろということで、路上に落ちているゆりかご全数を、道路横の木陰の野原に移した次第。転がっていたり風で動いたりしていたので、かなりの面積から回収しました。

オトシブミにはゆりかごを落とす種類と落とさない種類がいますが、落とす理由のひとつに地面(通常は草むら)の湿度で葉のみずみずしさを保つということがあります。
今目の前にしている状況は、急速にカラカラになっていくゆりかごたちでした。
オトシブミの親は、1枚の葉っぱに1個の卵を産み、2時間ほどかけて葉っぱを丸めます。幼虫は葉っぱの中で孵化し、その葉っぱを食べて大きくなってサナギになり、成虫になって葉っぱに穴をあけて出てきます。
「いとおしい」とか「かけがえのない」を具現化したようなものがこのゆりかごであり、それが1日もしないうちにカラカラになって全てが終わってしまうわけで、今回だけは人間の介入で野原に移動した次第。
そんなオトシブミの生態をもう少し詳しく知っておくのもいいことなので、6個ほどお借りしてきました。


オトシブミを保護

このまま羽化まで待ち、羽化後は元の場所まで行って放してきます。
ちょっと遠いのですが、借り物は返さなければなりません。

ミニミニ飼育ケースに鹿沼土とヤシ殻木炭チップを入れ、霧吹きで湿らせています。3〜4週間で中から出てくるのではないかと思います。
本当は定期的に葉っぱをほぐして中を見れば生育状況がわかりますが、今回は羽化の観察です。ただ見ているだけでいいのであります。
いちばん左のゆりかごは、巻いている途中で何らかの影響で地面に落ちたものです。外敵に弱い状態なので、これも借りてきました。

なんでもそうですが、このゆりかごの中にはすでに寄生されているものもあるかもしれません。オトシブミではない昆虫が出てくるかもしれません。それも観察のうちなので、このまま様子を見ます。

現場から離れるときにも、絶え間なくゆりかごが上から落ちてきていました。いちおうテレパで場所を移れと叫びましたが、伝わったかどうかは定かではありません。昭和風な言い方をすれば、非常にブルーな気分なのであります(*_*)
posted by ぁぃ♂ | 岩手 🌁 | Comment(12) | TrackBack(0) | その他の花や野菜の栽培 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コンクリートにころがるゆりかご切ないです(T_T)
小さな生き物には 
予期できない人工的な事態なのでしょうか。
私も微力ながら 干上がった田んぼの隅の小さな水たまりから 百匹程お玉ちゃんを救出したことあります。
自然界の日常とはいえ 目の前のSOSを見過ごせませんでした。
あいさんに救われた命が続いていきますように。
Posted by ニコラス at 2010年06月16日 22:59
>ニコラスさん
昆虫が予期できないような天変地異が、人間が作った舗装道路なのだと思います。気づけばいいのですが、昆虫はそこまでは賢くないのが無念です。
仕方がないことではありますが、できる範囲でなんとかしてあげたいと思ったのでありました。
田んぼのオタマジャクシ、自分はまだ遭遇したことはありませんが、稲作で水抜き行程があるので、そのような運命になるオタマジャクシもいたるところでいそうですね。
残りわずかな泥の中で必死にもがく姿を見たら、さすがに手を貸さずにはいられないと思います。
カエルは年々減っているそうです。救えるものは救ってあげたいですね(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2010年06月17日 00:34
「オトシブミ」も良い名前だし、「オトシブミのゆりかご」もホントに良い名前。
初めて聞きました( ..)φメモメモ
中から小さな虫君が出て来るんですね。楽しみです(*^_^*)
人間のせいで人間以外の生き物達がどれだけ迷惑を被っているか…。アスファルトに落ちてしまったゆりかご、切ないです。見過ごせないあぃ♂様のお気持ちが救いです。

私事ですが、やっとやっとツムに友達が出来ました\(^o^)/
ツムと同じヒダリマキマイマイで、大きさも同じ位にデッカイです。3、4日で仲良くなって、恋矢もツムのホッペから1本落ち、もっと大きいのが1本落ちていました(^^)v 質問ですが、もし交尾出来ていたら、どの位後に産卵しますか?こちらを参考にさせて頂き、土を入れるなどして環境を整えて待っている所です。
新入りの名前はヤマトです(^.^)
Posted by tumu☆mama at 2010年06月18日 02:11
>tumu☆mamaさん
おお、恋矢キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
2本落ちていたということで、こりゃ成立してますな(^O^)
交尾後の産卵ですが、平均では2〜4週間後と言われています。ただ、大型種ほど遅くなるので、ヒダリマキ系だと3〜4週間かもしれません。
ただし、これは生物学的なデータ。カタツムリは産卵前に産むところを探すと思います。
よって、交尾の確認後はさっそく産卵床を用意してもいいと思います。
数時間かけて穴を掘り、半日以上かけて産卵するので、要覚悟(*^ー゚)b
つか、ヤマトってw
Posted by ぁぃ♂ at 2010年06月18日 23:34
ありがとうございます♪
確かに、土の上に居たり、穴を掘ったりしています\(^o^)/
そか、そのままにしておかないといけないんですね。土をいれた容器を2個作って、交代で日光消毒していました(・_・;)
卵、見落としたらいけないと思って、土の表面を均しちゃってました(^_^;)
半日以上…!キャ!嬉しい!!楽しみ!!!
ヤマトはね、大和市って言う所から遥々来てくれたので(^.^)
黒くて大きくて殻高で、まさにヤマトなんです(^^ゞ
Posted by tumu☆mama at 2010年06月19日 10:13
>tumu☆mamaさん
もう穴を掘っているのですかっ!?
もしかしたら、意外と早い産卵になるかもですよ。
土の日光消毒は大切ですが、最初に1回やった後は産まれるまで放置です。
産卵は何回かに分けて行われることが多いですので、卵を発見したら別容器に移すことを繰り返すことになります。これがけっこう大変なわけです(^_^;)
ヤマトの名前の由来、そういうことでしたかw
産まれたら、艦載機1号と名付けてくださいw
Posted by ぁぃ♂ at 2010年06月19日 17:45
付けます!付けます!
艦載機1号、2号、…(*≧m≦*)
師匠が名付け親で光栄です!(^^)!後は産まれるのを待つばかり♪
土は放置で了解しましたが、お家の掃除はしてもいいのかしら?金魚入れたり、カブトムシ入れたりする透明プラスチックのケースですが、毎日外した蓋の上にツム達を置いてから洗ったり野菜を取り換えたりしています。落ち着かないかなぁと思う事も。
後は、暑さも心配です。
師匠の所では、虹色スミレが可愛く満開ですが、こちらでは、とっくに咲き終わってすみれ達の時期は過ぎました。昨日今日は、既に冷房入れました(^_^;)アツ
早く産卵報告がしたいです。
ありがとうございました。
Posted by tumu☆mama at 2010年06月20日 03:46
>tumu☆mamaさん
こら、よしなさいw
せめて「艦一」「艦二」…って、軍ヲタか( ゚Д゚)ゴルァ!!w
掃除ですが、この季節は特に清潔を保ったほうがいいと思います。臭いやコバエもよく発生してカタツムリも弱ってきますので、清涼な環境が重要です。
ただ、絶対に毎日必要というわけでもなく、フン取りや野菜交換などは毎日、大掃除は週1回ぐらいでもいいと思います。
つか、掃除のやり方がウチと同じでワラタw
ケースのふたの裏に置いた状態で大掃除をしますが、動きが動きなので逃走はしません(*^ー゚)b

追伸 師匠ではありませんのでよろしく(^Д^)
Posted by ぁぃ♂ at 2010年06月20日 13:43
wwwwww(*≧m≦*)

いろいろありがとうございます。
もしチビ太が産まれたら、あぃ♂様に見て頂くためにブログ作っちゃおうかな〜(^^)なんて
思ったりしてみたりして…ヾ(´▽`;)ゝ

てか、いつまでオトシブミ欄でツム話ししてんだか って事で。スミマセン (^^ゞ
Posted by tumu☆mama at 2010年06月20日 16:24
>tumu☆mamaさん
それは(・∀・)イイ!!
自分だけではなく、全世界の人に見てもらいましょう(^O^)
ブログで飼育記録を書いていると、飼育自体も面白くなってきますよ(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2010年06月20日 23:28
オトシブミ個人的に大好きな昆虫です。母の愛を感じます。
寄生…なかなかしかたない問題ですな。
近所に山椒の木があり、毎年アゲハの幼虫を飼育してますが、去年は2匹が寄生されてました…ハチ系でした。
ハチも好きだし、生きる事に必死なのは分かります。しかし幼虫の頃に可愛がって世話してる分、悲しみはでかかったですね。
これが自然と言うのでしょう。

ホント、人間は生温い生き物だ……
って飼育病キタコレw
Posted by 目薬 at 2010年06月23日 07:26
>目薬さん
アゲハはねー…。身近なだけに寄生に遭遇することも多くなりがちですね。マイマイガの時でさえショックでしたからw
アゲハもハチも純粋に生きてるので、あっけなかったりするんでしょうな。
その点、人間は…ってこらこらwヾ(^-^;)
Posted by ぁぃ♂ at 2010年06月24日 00:11
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