2011年09月07日
カタツムリの孵化体制変更

カタツムリが16個の卵を産んだのですが、今回は親の飼育環境にも使用している砂利を使ってみました。
5年近くカタツムリを累代飼育していますが、今までは湿らせたキッチンペーパーの上に置いて孵化させてきました。ところが、今年の状況がなんだか変なわけです。
産卵数も不安定で少ないものありますが、孵化率が異常に悪く、孵化までの期間も今までになく長い時間がかかっています。
卵のカビの発生も強めということもあり、ちょっと今回だけキッチンペーパーでない素材を用いてみたかった次第。


カタツムリの孵化体制変更

写真を撮るために卵が見えるようにしていますが、最終的には完全に埋めました。
深さは見えなくなる程度にしましたが、砂利の深層には卵に届かない程度の水を含ませています。
キッチンペーパーを使用した孵化体制との相違点は、卵同士が立体的に接していること、卵周囲の温度変化が少ないこと、卵に対する水分の接し方が均等であることなどが考えられます。

今年孵化した状況を思い出すと、霧吹きをした次の日に孵化していることが多いようでした。
もし霧吹きの水分補給を待ち望んで孵化したのであれば、それ以前は水を欲しかった状況かもしれません。しかし、キッチンペーパーは十分湿っていましたが、厳密には卵の上部は乾いていました。
乾いていた面積は小さいのですが、乾いた部分と濡れた部分が同居することに不具合があるのであれば、霧吹きでこの不具合は解消されたことになります。
今回の砂利の使用で、少なくても湿り気の不均等は解消できるものと思います。

今季は一定数の孵化数は確保済なので、今ある卵で将来の孵化率を上げるための検証をする次第。
はたしてどんな結果になるのか、追ってまた書きたいと思います。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(4) | カタツムリ〜2011年 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぁぃさん、なんとトコちゃん(飼っている羽と足4本取れてしまったナミアゲハのチョウ)が、なんと卵を産みました。
有精卵でないので折角産んでも孵らないでしょうから、チョウにしたらとても残念なことだと思います。
私も悔しいですし、トコちゃんの身の上が不憫でなりません。
でも、頑張って産んでくれたことに感動しました。卵みてやってください。
Posted by ニンジン at 2011年09月16日 23:20
>ニンジンさん
むしろ、産卵できる状態まで育ててきたニンジンさんの熱意には、素直に感動と尊敬の気持ちです。
他の昆虫ならともかく、チョウの世話というのはまさに根性の連続だと思います。ニンジンさんは、チョウを本当の大人にまでしたんです。それだけの恩をチョウは受け取っているので、残念なことではありません。
そりゃ五体満足ではないかもしれませんが、これほどまでに世話してくれる人間の近くにいることができたおかげで、ここまできたのであります。
生長の証しとして卵を見せてくれたのかもしれませんよ(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2011年09月16日 23:26
ぁぃさん、私にはもったいないお褒めの言葉ありがとうございます。見て頂き本当にありがとうございました。
私のする世話は蜜を飲ませるか外の空気に当ててやるかぐらいで、ほとんどしていないんです。ですから他の生き物の世話をされている方はとても偉いなと思っているんです。
チョウはいつまでたっても懐いてくれないどころか、触ろうとするとカマキリのように前脚をシャカシャカバタバタして防御態勢に入るので、カワイイと思っている気持ちが通じず、そこは辛いですね。
でも、私が他の生き物(人間も含めて)を愛し慈しむ心を育めるようにと、チョウ達は導いてくれているんだとつくづく思います。感謝に堪えません。
生き物についての知識だけでなく、その向こうにある価値というか真理というかどう表現していいのかわかりませんが、大事なものを教えてもらえるぁぃさんのブログに出会えて本当に良かったです。これからも宜しくお願いしますm(^o^)m。
Posted by ニンジン at 2011年09月17日 21:45
>ニンジンさん
そうなんですよね。何と言ったらいいか自分もよくわかりませんが、産まれた死んだの次の次の次元あたりで、何かが自分に生まれますよねー。
自分は飼った生き物からそれをもらい、ニンジンさんはチョウからもらったと思います。
その体験を公開することで、他の誰かがそれを知ることになります。
それは、体験という卵をネットの中に産んだと言えるのかもしれません(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2011年09月18日 00:39
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