現在生存中の働きアリです。個体の大部分の腹部はパンパンに膨らんでおり、2匹だけ膨らんでいません。
膨らんでいない個体は、恐らく巣の警備役専属の個体だと思います。
それはいいのですが、この時はなぜか居住区から引っ越して、えさ場兼ゴミ捨て場の中の水用のスポンジの上に集まっていました。ちなみに、このときのスポンジは乾いています。寒かったので冷たい石膏の上を嫌ったのでしょうか。
このままでは水もえさもあげられないので、この部屋の中に大きめの生きたヨトウムシを投入し、パニックを起こさせて居住区に戻っていただきました。そのあと移動用チューブに栓をして、無事に掃除とえさの交換ができたわけです。
この写真の中央付近にクリーム色の物体を抱えている個体がいますが、これは数匹のミニミニ幼虫です。
女王アリが他界してから今なおミニミニ幼虫の形で管理されているのが実に不思議です。生長の停止や開始をフェロモンで制御されていることは明らかですが、長い期間ミニミニ幼虫のままで生き続けると考えるのは不自然なので、仮死状態で存在し続けると解釈したほうがいいかもしれません。
今気になっているのが、ウィキペディアの以下の文章。
「女王アリが欠けた場合には卵巣が発達して産卵を開始することがある。」
写真の働きアリの膨らみ具合が、ちょっと膨らみすぎだと思うわけです。すでに限界近くまで膨らんでおり、もしこれが卵巣の発達なのであれば今後産卵があるかもしれません。
つか、今抱えているミニミニ幼虫は、すでに産卵後のものだったら驚きです。
このあたりの証明は、卵の発見が必要です。今現在卵は存在していないので、ここに卵が新たに現れたとすれば、それは間違いなく働きアリが産んだものということになります。
今後、さらに注意深く観察をしなければなりません。
ちなみにアリの有精卵はメスになりますが無精卵はオス(羽アリ)になると言われています。この説が『女王アリが欠けた場合に卵巣が発達した働きアリが産んだ卵』にも当てはまるとすれば、今後登場するかもしれない卵はすべて無精卵なので最終的に羽アリが誕生するということになります。
もしそうなるとしたなら、今回のスポンジ集合の行動の意味が今後わかってくるのかもしれません。
…といろいろ妄想するのですが、冬に備えての単なる体内栄養貯蔵かもしれないのであしからずw
そんな素晴らしいドラマが始まっていて、そして、続いていくのですか (@_@)
びっくりです。 そして、会ったことがない家族ですが、楽しみです。
本当に自然は、どんな道でも用意されいるのですね。
こんなになったら、もう お終いということがないような気がします。
いえいえ、単に食べ過ぎかもしれないので、まだまだ決定ではないですよw
飼育は、事後確認よりも事前妄想のときが一番どきどきわくわくなのであります。
何通りも予測をたてることで、その後の観察も緊張感が出てドキドキわくわくなのです(^O^)
台風はまだ三陸沖を北上中・・・被害が出ないといいですね。
>このあたりの証明は、卵の発見が〜
卵胎生の単為生殖だったり〜・・・ってそれじゃまるでアブラムシ^^
今回は久々に台風らしい台風でした。まあ、こっちのほうに来るころにはだいたい弱っているものですが、風で家が揺れましたw
つか、アリからアリが産まれたら小さすぎて観察不可能w