アオムシコバチがスジグロシロチョウの終齢幼虫のそばでじっとしています。サナギになるのを待っているわけです。
アオムシコバチはサナギの皮膚に産卵管を突き刺し、サナギの体内に産卵します。
サナギの体内でアオムシコバチの幼虫は育ち、やがてサナギの皮膚を突き破って成虫として出てきます。いわゆる、寄生蜂の生態の一種です。
サナギは内部組織を食べられますので、そこからチョウが羽化することはありません。
体長は数ミリ。肉眼では光沢のある黒い点にしか見えませんが、よく見ると特徴のある体型をしています。
産気づいた母親が、ようやく見つけた産科のベッドを待っているかのように、カメラを近づけても逃げようとしません。母バチは母バチで必死です。
このスジグロシロチョウの幼虫は飼育しているわけではないので、両者に害虫も益虫も保護も駆除もありません。このまま自然にまかせます。もちろん飼育中の場合は徹底駆除の対象となります。
やはりアゲハ幼虫を飼育する身としては駆除対象となってしまいます(ー"ー;)
オオスカシバがアシナガバチにさらわれるのを、これも自然淘汰だと思い囲いをしないのと同じなんですけどね。
ただ、最初よりは「アオムシコバチも子孫を残さなきゃ〜なんだよな」と言う気持ちは持てるようになりましたd( ̄ω ̄;)
子供と、モンシロチョウの羽化を楽しみにせっせと、餌をやっていたら、
元気がなくなったなぁ思っていたら、モゴモゴモゴと、出るは出るは、
気絶しそうでした
ほんと ショック ぎょえー
何事が起きたんだ
今なら、「そんな大きな青虫ダメよ、羽化まで見れないわよ」って言えるのだけれど
どっちのお母さんも偉い!!
もちろん、幼虫が飼育対象であるときは保護目的で防御に加担しますよw
前に飼ったアゲハのときは、すぐ室内飼育に切り替えました。まあ、小屋を作るスペースが無かったもんでw
オオスカシバ、来年の春はクチナシを買い揃えましょう(^O^)
>はらペコぁぃさん
知識や経験で何かがわかるようになると、損失の軽減や利得の促進につながりますな。もちろん、それまでに何十何百の命を犠牲にしているのは、誰でも同じことです。
ただ、実際に目の前で見たり飼育で経験したりしたことは、しっかり知識として残りますねー(^O^)