2週間以上も自分の卵を守り続けていたミノウスバの母。今日見たら、その姿はありませんでした。
自らの余命を最後まで使い果たし、誰にも看取られることもなく、静かにその生涯を終えました。
昨夜の気温は氷点下。多くの昆虫たちの生涯は、ここで終わります。
地球の歴史は宇宙の一瞬であり、人間の歴史は地球の一瞬です。春に生まれて秋に死ぬ昆虫の一生は、人間にしてみればこれまた一瞬の出来事と言えるでしょう。
このような出来事が身の周りで無数に繰り返され、その中の一部である数十回数百回を人間は目撃します。
そんな人間の頭上には地球の秋の空。その向こうにはどこまでも続く宇宙。大きなものがあったり小さなものがあったり、世の中は不思議ですな。
蛾が死んでウルウルとか、多分にいぱんピープルからは変人扱いされるわけだが
自分が死ぬ前に変人になれてヨカタ (。・x・)ゝ
とうとう、散りましたか。
氷点下になると冬眠に失敗するものもまた増えますな。
ああ、ミノウスバ母さんは最後まで務め(本能)を果たし終えたんですな・・・
ここまで来るのにも大量に死ぬ。いや、もうなんと言えばいいのやら・・・
うん。生物はすごい。これからも付き合って生きたい。
泣かぬなら 泣かせてみせよう ミノウスバ
そんなわけで、職場のPCに映る蛾を見ながら泣くのはやめましょうw
変人おおいに結構。変人こそ本来の人間なのであります(^O^)
>ムツギアリさん
つか、泣くなw
一寸の虫にも五分の魂という言葉がありますが、体長2cmほどのミノウスバ母には1cmも魂があったんですねー。
体の半分も魂があったので、ここまで頑張れたのだと思います。
来年の初夏は、また幼虫発生するんだろうなぁ…
かっくいいな。
途中で死んじゃうのもたくさんいる中で
母さん、務めを全うしたんだね。
それも綿々と続く営みのひとつに過ぎないと
思いつつ、でも自分はそれを忘れて
暮らしてるから、はっとさせられちゃうな。
産卵後のミノウスバ母は4〜5日はその場で卵を守りますが、2週間近く守り続けた個体は初めて見ました。
がんばったんでしょうねー。身も心もたくましい母が産んだ卵からは、同様に身も心もたくましい幼虫たちが産まれるでしょう。
もしかしたら、進化の瞬間を目撃したのかもしれません(^O^)