5匹のエンマコオロギも年を越した次第。正月にエンマコオロギがいるのは初めての経験になります。
飼育環境下で自然界より1か月遅く孵化したエンマコオロギですので、単純計算で12月まで生きているエンマコオロギということになります。ここ北国の12月というのは死の世界なので、これは考えられないことです。
通常より長生きしている要因は、やはり気温と食べ物でしょう。飼育環境の中にいますので、食べ物は常時存在します。大切な水も飲み放題です。あと、完全ではありませんが寒さも多少和らいでいると思います。
これを逆に考えると、自然界のエンマコオロギの寿命を早めているのは寒さと飢餓かもしれません。ここを克服できれば通常より長生きさせることが、少なくてもエンマコオロギの場合はできるということになりました。
ふ節も取れ、触角も切れ、歩き方もみんなヨタヨタです。しかし、人間を怖がらなくなる速度は加速度的であり、もはや友だち状態になっています。
かなりのご高齢なので、いつ別れが来てもおかしくありません。寂しさも寿命に影響を与える次元かもしれないので、引き続き交流を深めたいと思う新年なのでありました。