数年前に多年草のホトトギスの種を蒔いたプランターですが、今年も芽を出してきました。半日陰で育つ山野草なので、朝と夕方しか日が当らない北側に置いています。
この新芽をじーーーーっと見ていましたが、とんでもないものを発見しました。
カタツムリの殻を発見。中身は無く、亡骸でした。パツラっぽいです。
こっちにもありました。全部亡骸です。採取して、写真を撮っておくことにしました。
ギザギザ模様が入った平べったい殻。パツラマイマイだと思います。コハクガイよりは少しパツラっぽいです。
下から見たところ。へその穴も大きいので、パツラっぽいです。
平べったい殻。パツラでしょうな。
さっきとは違う殻。やはりギザギザ模様が見えます。
へその穴も同じような感じ。
薄さもしかり。パツラでしょうな。
またまた違う殻。ただし1mmほどの大きさなので、あまり情報がありません。
全員集合で身体検査。全部パツラだと思います。
現在飼育中のパツラマイマイの採取場所は、このプランターから10mぐらい離れた場所になります。10mだと移動しようと思えばできそうですが、実際はもっと狭い範囲を生活圏としてとどまりそうです。
半日陰に置いたプランターの中にはコケも生えていたので、コケなどを食べていたと思われます。しかも定期的に水やりもするので、土が乾くことがありません。カタツムリが生活圏に選ぶ場所としては、都合がよかったかもしれません。
亡骸の鮮度は比較的良い状態でしたので、探せば生きている個体も発見できるかもしれません。探しませんけどw
■追伸
パツラパツラとしつこく書いていましたが、コメント欄のK.さんのご指摘で、コハグガイであることがわかりましたw
「コハクガイよりは少しパツラっぽいです」とまで書いてて、ここで一気に総崩れなわけですw
まさに、聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。聞かなくても教えてくれたK.さんには心底感謝感謝なのであります。ありがとーございました(^O^)/
自然界ではかなりの数が生きていますがかなりの数も同時に死んでいます。そうでないと、世の中カタツムリだらけになってしまいますw
恐らく、一時的に強烈な乾燥状態があったか、低温でしょうねー。冬は特に両方が揃うので、たぶん冬に死んだんだと思います。
最後の画像で一番右側の個体は、巻数からして成貝でしょう。
パツラマイマイに似ていますが、パツラマイマイは殻径8mm内外で、殻表に成長肋を表し、光沢はなく、臍孔が大きいです。
コハクガイは4mm内外、殻表には目立つ成長線を表しますがパツラマイマイほど粗くはなく、光沢は強く、臍孔がやや小さいのが特徴です。
参考までに、コハクガイ(左)とパツラマイマイ(右)の標本をUPしてみます。
表
http://download4.getuploader.com/g/bpqd/7/RIMG0592.JPG
裏
http://download4.getuploader.com/g/bpqd/8/RIMG0603.JPG
なお、飼育されているカタツムリはパツラマイマイで問題ないです。
こうしてブログをやっていると、K.さんみたいな知識人が時々現れるので、非常に感謝感激なのであります(^O^)
2種はかなり似ていますが、こうして細部を指摘されると、まさにそのとおりで感動しました!
これは記事追記の要有りなので、さっそく追記しときます。
貴重な知識、ありがとーございました(^O^)/