
エンマコオロギのキャベツを交換したのですが、食べてるかなと見に行ったらそのキャベツに脚を引っかけて脱皮してました。

脱皮も終盤に入っていました。

キャベツの裏側にするりと移ります。

脱皮完了。

脱皮の抜け殻を食べるかと思ったら、下に降りちゃいました。
エンマコオロギは生涯のうちで9回脱皮します。昆虫の脱皮は地球の引力を利用したがるので下向きに出ようとすることが多いですが、ザラザラな面の場合は水平に出ようとすることが稀にあります。
ここの脱皮では、湿らせたティッシュの上で水平に脱皮しました。脚が引っ掛かれば這い出ることができるということかと思います。
そして脱皮とは関係ない個体がおいしくいただいてます。
最近、脱皮失敗(けがをしている)コオロギが多いので観察していたら
脱皮している個体にちょっかいを出す一匹を発見!
マーカーをつけて観察してるとこの個体のみの行動みたいでとりあえず隔離。
どういう意図があっての行動なんでしょうね…
すごいのは、ちゃんとマーカーをつけて確認して隔離したこと。これは、飼育下では必要なことです。
自然界では強い個体が生き延びるという法則で、こういう個体が生き延びるんだと思います。
しかし、飼育下では必ずしもそれが正しいとは言えず、むしろ全体的に健康に育った方が飼育としては望ましいように思います。
脱皮後の殻を他の個体に食べられることはウチでも何回か観察しています。やはりそういう個体がどこのケース内にもいるようで、欲張りなんでしょうなw
殻を食べられた個体は必要な栄養分を摂取できないので、通常より弱い個体になる可能性があります。常時殻が薄いとか次の脱皮で失敗するとか。
なので、いずれ共食いされたり死んでしまいます。
隔離した効果で他の個体がのんびり脱皮して自分の殻をのんびり食べる環境ができたかもしれませんので、これからは脱ぎ捨てる確率が9割より減るかもしれませんよ(^O^)
成長差が著しく激しいです
極端に小さいのと大きいのが居ます
小さいエンマはどうなるのかな?
成虫期間が短くなるのはカンベンして欲しい
同時に孵化し合個体同士であれば強さの差ということになりますが、あまりにも極端だとちょっと不思議ですねー。
カマキリやカブトムシにある例なんですが、幼虫期に食べ物の量が少ないと成虫になった時に小さな個体になります。コオロギでも同じことが起こるかもしれません。
同じ姿で脱皮を繰り返すカマキリの場合は、脱皮回数を自ら減らして羽化するので、小さくなるんですよ。
コオロギも同じ姿で脱皮するので、もしかしたらある時期が来たら小さくても羽化してしまうかもしれません。
いやはや、これは非常に興味深い観察になるかもですよ(^O^)