2006年12月17日
写真館-新巻鮭用生鮭2尾購入

このあたりでは年末に新巻鮭を食べるのが普通なのですが、なんせ高いです。
大きさや干し加減で値段は変わってきますが、安いので3000円前後、高いのでは6000円ぐらいです。
そんなわけで、昨年同様今年も生鮭を購入して自家製新巻鮭を作ることになりました。

写真上:やや小ぶりですが、沖で一本釣りされた銀色の生鮭
写真下:並の大きさで、近海の網で捕れた色が変わった生鮭

近海に来ると海水の塩分の濃度が下がり、このように色が変わります。
味が落ちるということで、銀色のほうが高級ということになります。
しかし、食べ比べてみてもその差をほとんど感じない範囲です。

この2尾、どちらも1000円でした。
同じ大きさであれば、銀色のほうが2〜3割ほど高くなります。
もちろんどちらもオスです。メスの生鮭は贈答用として取り扱われ、新巻用に買う人はいません。ちなみに贈答用のメスの生鮭は4〜5000円もします。
贈られた人は、腹をさいた瞬間にあふれ出すイクラに歓喜することになりますw

☆新巻鮭の作り方☆
1.全体をよく洗う
2.腹をさいて白子とのどちんこを取り出す(どちらも食べます)
3.他の内臓を取り出す
4.エラを取り出す
5.背骨についている背わたをスプーンでよくかき出す(これを食べる人もいます)
6.背骨の部分に残っている背わたを歯ブラシでかき出しながらよく洗う
7.尾から頭の方向に向かって、全体に塩をすりこむ
8.腹の内側と目のところも忘れずに塩をすりこむ
9.数日間ねかせる(この期間で塩加減を調整できます)
10.塩を落とす程度に水洗いする
11.左右のエラに縄を通して、外にぶら下げる
12.腹のところに割箸を3〜4箇所はさんで腹を開いた状態にする
13.この状態で外にぶら下げる

ほどよく乾燥したら食べごろです。干せば干すほど旨みが凝縮されますが、干しすぎると硬くなって、あとから切るときにものすごく大変です。

このように作るのに手間がかかるので、1000円が4〜5000円に跳ね上がります。

自家製の新巻鮭はいつもねかせすぎてしょっぱくなりますが、今年はどうなるのでしょうか。
いずれにしても、できあがるのが楽しみです。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 気まぐれ写真館 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!見事な鮭ですね!
しかも自家製新巻鮭とは…すごいです。

私は新巻鮭を食べることがなかったのですが、
(親が西日本出身のせい?)
結婚してから旦那の実家(北海道)から時々送ってきます。
でも…しょっぱくて…。
お勧めの美味しい食べ方があったら、是非伝授して下さい。

Posted by れなちん at 2006年12月18日 00:09
見事というのは4〜5000円するメスの生鮭のことで、これは1000円のオスですw
新巻鮭は食文化的には保存食ですので、厳寒地でよく作られます。
西日本だと、そういう食文化は必要無かったのかもしれませんね。
しかしながら、北海道の新巻鮭を手に入れられるというのは裏山鹿です。
新巻鮭は保存食なので、かなりしょっぱいですw
普通は焼いて食べるのですが、しょっぱさが気になるのであれば、鮭茶漬けなんかどうでしょう?
味が適度に薄まって、食べやすいかもしれません。
新巻鮭を食べた夜は、夜中に何回ものどがかわいて目が覚めます。
そのたびに水をごくごく・・・
よく考えるとかなり不健康な食べ物かもw
Posted by ぁぃ♂ at 2006年12月18日 01:43
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