2012年12月18日
カタツムリの恋矢

前にここで観察したカタツムリの恋矢ですが、砂利の上にポロリと落ちていたので詳しく見ることにしました。
長さは14mm、右側のとがっているほうが先端、左側が体側になります。うぶ毛のような白い毛は、ティッシュに置いてはがしたときのもので、ティッシュの繊維です。
捨てられた恋矢があったということは、交尾した可能性が高いです。


カタツムリの恋矢

体側の先。右側に恋矢を出し入れするための筋肉がついていたんだと思います。


カタツムリの恋矢

真ん中あたり。よく見ると、細かく波打っているのがわかります。


カタツムリの恋矢

先端部。ピンボケですが、とがった部分の少し手前まで波打っています。

長くカタツムリを飼っていますが、恋矢を詳しく見たのは今回が初めてです。今までも何回も出して捨てていたと思われますが、気がつかないで一緒に掃除していたかもしれません。

恋矢の使いかたを簡単に言うと、交尾の相手をツンツンと突っついてソノ気にさせるために使います。交尾が終わると恋矢を体から放出するように捨てます。
人間も相手をソノ気にさせるために肩や指先などでツンツンすることもあったり無かったりしますが、それをどう判断するかは人の数だけあったりなので、生命体が高度に進化するというのも考えものですな。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(8) | カタツムリ〜2012年 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
びっくりしたー・・それって体の一部だと思っていて、抜け落ちるものだとは思わなかったですよw
しかも恋矢とやら、交尾の時自体に使用するものでもないのですねぇ〜突き刺してアレするのかと、、奥が深いですねー

コオロギの方も見ました、クリープは食べないみたいですね〜
雑食なだけにいろいろ食べそうなものを試すのはなかなかいいかもしれませんねw 身体に合わなさそうなら、文字通り食べないだろうし・・
こちら、、1ケースには大体80匹くらいになりました・・数が多くなってきたせいか前々から言ってたトラブルから、さらに後ろ足があり得ない方向に曲がっていて戻らない個体も出てきてます;(2匹発見) 例の脱皮直後の別個体からの邪魔ってやつですかな・・そろそろもう1ケース用意するべきですかね、、
Posted by くろかーたー at 2012年12月18日 01:04
ほ〜〜〜〜〜!!!
抜け落ちますかwww
・・・ということは、発情するころまた体内で作る、ということなんでしょうね。
しかも、相手の体をツンツンしてその気にさせるということは、双方が必ず出しているとは限らないというわけでしょうか。
14ミリということはアオモリマイマイが大きいからで、もっと小型のツムはそれなりに小さいかもしれませんね。
こうなると、ツンツンしているところも見たくなりますな。そしてそれに応えるツムの様子も。

Posted by ぱぼ at 2012年12月18日 02:30
つんつんするためなんだ!シラナカッタ〜!

気に入ったお相手にお渡しするんだと思ってましたよ。
Posted by JAM at 2012年12月18日 12:20
うわぁ〜、初めて知りました!毎回抜けるんですね。
ということは、うちにもあったのかしら?
全然気がつきませんでした…。
Posted by もりくま at 2012年12月18日 15:50
これ、抜け落ちない事もあると思うんだよね。
食っちゃったんだろうか?
我が家もバカスカ交尾してバカスカ子供産まれてたけれど、全然落ちてなかった。
んー・・・謎。ちなみに、種ごとに形が違うらしい。
Posted by ムツギアリ at 2012年12月19日 02:41
>くろかーたーさん
交尾に至らない時はまた引っ込めるかもしれませんが、交尾しちゃうとポロリと捨てちゃいますw
カタツムリも誘引フェロモンを出しますが、化学的かつ物理的に交尾を促すというのはけっこうすごいことかもしれません。人間は金銭的にも促しますがw
つか、80匹ってwwwwwwwwwwww
自然界では他個体や敵に出会う回数はしょっちゅうではないはずなので、多数飼いの環境では相応の障害が出てしまうんでしょうねー。
平等に分けて飼うか、エリート組だけ別飼育するという方法をとると、スムーズに脱皮できるかもしれません。多数飼いは苦労が多いです。頑張ってください(^O^)

>ぱぼさん
恋矢とは別の話になりますが、カタツムリは発情系のじゃれをすることがあります。お互いに相手の体をかじりあい、絡み合います。
この時の動きは見ててびっくりするほど早い動きをします。普段の2倍ぐらいは動きますねー。
雌雄同体として進化した生き物でもあるので、交尾に関してはものすごく念入りなのかも(^Д^)

>JAMさん
自分も気に入った相手にお渡しするんだと思ってましたので、この恋矢は今でも大切に保存していますwww
つか、カタツムリがあんな長いものをもらっても体の中にしまうところが無いので、勝手に消化して自分の栄養にしてしまうかもしれませんな(^Д^)

>もりくまさん
正直自分もはっきり見たのは今回がはじめてなんですよ。もしかしたらですが、ある程度放置しているとかじって食べちゃうこともあるかも。薄いものなので、かじりだせば数時間もあれば無くなるはずです。
自分たちがいるのを敵に知られないために証拠を素早く無くすると考えれば、真っ先に食べるというもの不思議ではありません、。想像の話ですけど(^O^)

>ムツギアリさん
交尾しなかったときはまた体内に収納するかもですねー。数分もあればまた作れるというものでもないですしw
体の大きさと口の大きさを考えて恋矢をかじったと想定した場合、表面を削り取るというよりはボキボキ噛み砕くこともできそうな気もします。そうなると、あっという間に食べ終えるかもしれないことになり、これ、まじにもしかしたら食べていたのかもしれません。
自分も何度もカタツムリの交尾を見てますが、恋矢には気づかなかった次第(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2012年12月20日 00:55
恋矢、私も一度だけ見たことがあります。
結構固くてびっくりしました。指に刺さるぐらいww
なかなかかたつむりもやるなぁって思いました。
しばらく捨てずにとっておきましたが、知らない間にどっかにいっちゃいました。それも不思議
Posted by ゆう at 2012年12月22日 00:34
>ゆうさん
恋矢は採取したばかりはまだ質量感がありますが、乾燥していくと息で飛ぶほど軽くなります。
タコの口ばしなんかでも、濡れているうちは形を保っていますが、乾くと大きく変形したりするんですよー。
乾燥下での風化が早いのかもしれませんな(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2012年12月22日 23:29
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